56話 トリオン怪物と一緒に穴あけ。 ページ10
「こんちゃーっす。」
あの後、本部中を彷徨って居るところを父さんに発見され誘導された。
あの人はあるあるの出会いを全て潰しにくるよね。
狙撃手の訓練場へ行けば、今まさに訓練が始まろうとして居るところ。
初対面の正隊員もちらほらいらっしゃる。
キョロキョロしていれば、走って来た人物。
「あっ、A先輩!
丁度いいところ来ましたね!」
うん佐鳥くん、どうしてそんなに目がキラキラして居るんだい?
嫌な予感しかしないのだけれど。
「A先輩も試しに撃ってくださいよ!
メテオラで!」
え、壁壊れるよ。え?
別に私はいいけど。この壁トリオンだし…
ただ…
「怒られるのは佐鳥くんだよ?」
佐鳥くんがこの言葉の意味をどうとったのかは知らないが、
私は今アイビスを持って雨取ちゃんの横で構えて居る。
「ほ、本当にいいの佐鳥くん?」
「いいですってー!
じゃあいきますよ!
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1
発射!」
そういえば雨取ちゃんのトリオンの量もえげつなかったことを思い出す。
だが、時すでに遅し。
ズドン!
この日ボーダー本部の壁には大きな穴が2つ空いた。
「あはーぜっけいだなー。」
きっと責任は佐鳥くんがとってくれるだろう。
っていうか訓練用のトリガーで穴が開けられる私と雨取ちゃんすごくない?
とか思いながら後ろを振り向く。
そこには驚いた顔の佐鳥くん。
雨取ちゃんと2人して声が重なる。
「「その…ご、ごめんなさい。」」
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ピヨ丸(プロフ) - サさミさん» ゆで卵 (2017年11月23日 18時) (レス) id: 48f784300c (このIDを非表示/違反報告)
サさミ - サさミです。応援してます。私の作品でも是非コメントしてね。ゆで卵(笑) (2017年11月22日 21時) (レス) id: df5b65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます! (2017年11月5日 19時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
ピヨ丸(プロフ) - ありがとうございます。気付くのが遅くてすみません。更新は本当に遅いですが、それでもよかったら楽しんでいただけると嬉しいです。 (2017年10月31日 21時) (レス) id: 2c9238a28f (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - とても面白いです!これからも更新頑張ってください(´∀`)応援しています! (2017年10月24日 20時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピヨ丸 | 作成日時:2017年8月27日 13時