黒トリガー２つを片手に忍田本部長の義娘はボーダーの「顔」とチートな存在と化します。。【ワールドトリガー】

67話 暇つぶしに生産を。 ページ21

しかし何もしないでいようと思ったが、それはそれで暇である。


「何か生産的な行動をしないと。」


生産的な事をしないと学校へ行っている奴に負けた感じがする。


それにしても何をするか。


失敗しそうもないことがいい。


「んむむむ。」


考え事をして唸っている玖島の横で、携帯電話も一緒に考えるように唸った。


しばらく部屋では玖島の唸り声と携帯のバイブレーションだけが響く。


「んむむ...」


ヴーヴー


「んむむむ...」


ヴーヴー


「んむむむむ...」


ヴーヴー


「んむむm「ヴーヴー」...」


ヴーヴー

ヴーヴー

ヴーヴ「うるっさいわ！」


唸り続ける携帯についに玖島は切れた。


「もういい！電源を落としてやる！」


気分が乗らない上に気分転換まで邪魔されたときて、玖島の怒りはほぼほぼ最高潮である。


怒りと勢いで玖島は携帯の電源を切ってしまった。


途端静まり返る部屋。


「あっ！」


その時玖島は思いついた。


「そうだ！寝よう。」


かくして玖島は当初の目的とは正反対の非生産的な行動と取ることとなった。


しかし後になって彼女は後悔することになる。


それは彼女の非生産的な行動によるものではない。







___________
差出人
border@honbu.com

用件
来る大規模侵攻について

本文
「S級隊員 玖島A

来る大規模信仰に伴い、黒トリガー『覇剣』『歌世』及びサイドエフェクトの使用を全面的に許可する。ついては.....









なお本日より一週間は玖島隊員はボーダー本部で24時間待機とする。


またサイドエフェクトについては非常に"危険"な数値が検出された為使用は最大限の注意を払うこと。

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