幸ひすむと人のいふ…☆ (ページ22)

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『カズ！カズ！』

『サトシ王子…』

『ほら、早くこっちにおいで。
カズの好きな花が咲いてるよ！』

『うわぁ…ホントにすごい！きれい…』

『はい、これ、カズにあげる。』

『まあ…//とてもいい香り…』

ああ、おれ夢見てんだ。。。

でもこれ、王子の夢だな。。。

まだあどけなさの残る

大人になりきっていない2人が

庭ではしゃいでる。。。

『ふふ…そういうカズも
いい匂いがするね。』

あーあーそうやって簡単に髪にさわっちゃって

クルクルしちゃうとか

なんか手馴れててやっぱ遊び人て感じだよなぁ。。。

『まあ、王子ったら、何をおっしゃって…あ！//』

『カズ…』

え？ちょっとアンタ初恋の人相手に

手が早すぎねぇ？

『カズ…』

『王子…』

『王子ではなくサトシと…』

『…サト、シ…///』

『カズ…』

えーーっ！？

夢だっつってもいきなりそうくる！！？

『カズ…』

『サト…シ…』

×××。。。。。

マジ、か……///

『カズ…///』

『…サトシ(オーノさん)…///』

『カズ(ニノ)…//』

『……///』

『……///』

。。。。。。えっ！！！？

｢えええーーーーーっっっ！！！？｣

いやいやいやいや！！

今のはちげーだろ！！

なんで最後だけ"オーノさん(おれ)"なんだよ！？

そんでなんで相手が"ニノ"なんだよ！！？

やべぇ…

すっげぇ今ドキドキしてるぞ、おれ……

思わず自分の唇をさわってしまう…

あの、柔らかい感触…

あれは、確かに………///

『上がツンとしてて

でも下はぷっくり

そして口角が少し上がっていて

独特の綺麗なラインを描く』

そう、ソレは確かに1度ならず触れたことのある

記憶の中のソレだった。

おれの記憶の中での行為は単なるおふざけだったけど

でも、さっきのアレは………///

ヤバイヤバイヤバイ！！！

どーしちゃったんだよ、おれ！！？

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