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「先生達が職員室に来いって……」
「胡蝶先輩や竈門先輩達も呼んで来いって頼まれて……」
『私も、って事?』
「「はい」」
『誰に頼まれたの?』
「「お館様……」」
『え!?』
「「校長先生です……」」
『マジ?』
「「はい……」」
丁度、腕相撲で勝ったところで、昨日会ったばかりの時透兄弟がやってきた。
そして今は、廊下を歩きながら何故やって来たのかの説明を受けている。
お館様に呼ばれた事を理解して、校長室に行くと宇髄、伊黒、煉獄、不死川、冨岡、悲鳴嶼先生、カナエ姉さんがいた。
炭治郎や善逸、しのぶ姉さんも玄弥もいる。前世で鬼殺隊員だった奴が皆呼ばれたって事だ。
「「校長の御成です。」」
「お早う皆」
無意識に、前世の癖で跪いてしまった。無一郎も跪いてるからういてはないけど。
でも明らかに、皆からの視線を感じる。跪いてるのは私と無一郎だけ。他の人は記憶なしか……
「皆に会えて良かったよ」
『校長先生におかれましても、御荘建で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。』
「畏れながら、今回お呼びにかかった趣旨について、御説明していただきたく存じますがよろしいでしょうか?」
これも癖。というか無意識にやってしまう。お館様は記憶があるらしい。戸惑ってないから。
お館様は記憶の話をしたけど、他の人達は何がなんだかという顔。予想はしてたけどね。
「無一郎の質問に答えよう。今回、皆を呼んだのは………鬼が現れたからだよ」
「『え……』」
「嘘、でしょ……?」
「本当なんだ」
『でっ、でも……鬼舞辻は……倒した筈……』
「だけど、また現れたんだよ」
私と無一郎以外は、更に何が何だかという顔になっている。
それを察知したお館様は、全員記憶が戻ってからにしようと仰った。
「A、無一郎。無理はしないように、動く時には必ず私に知らせる事。わかったかな?」
「『………御意』」
・
お館様が退室すると、私と無一郎に皆が詰め寄って来た。二人で手分けして話すと、だんだん皆思い出してくれたらしい。
でも、実弥と煉獄は思い出してくれない。
『思い出してよ、実弥……』
「あ!?俺を呼び捨てするたァいい度胸してんなァ」
独り言のつもりが、実弥には聞こえていたらしい。そして物凄く怒り出した。
言い訳をしていたら更に怒り出しちゃって、殴られそうだから呼吸を使ってしまった。
『思い出して?……不死川』
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鬼滅からニーワークになってきとる... - きみさん、16話の夢主ちゃんが言っているセリフ?が「しのぶ姉さん」ではなく、「しのぶさん姉さん」なってますよ。(上から目線みたいですみません...) (2021年8月6日 21時) (レス) id: 91fa929b57 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - そっか、中間テスト…。私は五月末に終わったところです…。ちなみに高1だよ!七月になったらまた私はテストが…(絶対勉強さぼっちゃう人)頑張ってくださいね!! (2021年6月3日 0時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
S_t0606(プロフ) - 更新停止中?何故 なーぜぇ (2020年8月5日 21時) (レス) id: 3664f0360e (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 面白い小説を発見☆頑張ってくださいー (2020年7月9日 18時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:二見 | 作成日時:2020年6月30日 6時