【第2章】新たな出来事【電王】

屋上 ページ34

A視点

全員が屋上に集合した
お弁当を食べながらさっきの戦いのことを話す

侑)「奴は何者だ？なんで電王になってたんだ？」
良)「カルマ…って名前だったよね？」

貴)「…カルマ…業？」

カルマの意味は業だ
あの人の名前に意味があるとは限らないけど

龍)「なんだかんだ、モモタロスの狙撃全部かわしてたから結構実力はありそうだよね？」
桃)「ああ、実際間近で戦ったらどうなるかわかんねぇな…ま、俺が勝つだろうけど」

自信満々にいい、おにぎりを頬張る
可愛いな、ほっぺにお弁当ついてる笑笑

貴)「そういえば、カルマって奴イマジンついてた？」

桃)「俺は分からなかった」
龍)「僕も」
デ)「憑いてるようにはでも見えなかったな」
侑)「ああ、あいつは自分で喋ってた。だから、憑いてないかもしくは…」

なるほど

良)「僕やAさんと同じ“特異点”だね」

電王にもなってたしその可能性は高いかもしれない
だとしたら、あいつの目的は？

桃)「あの野郎が黒幕だと思うか？」
良)「いや、それは違うと思う」
桃)「だよな」

そう、彼はどうも黒幕という感じはなかった
なぜかって言われるとわからないが

良)「今の段階じゃまだわからないね」

貴)「でも、ここに敵が現れたってことはやっぱりここに何かあるってことだよね？」

侑)「ああ、もうしばらくはここで調べたほうがいいだろうな」
龍)「でもさ、また敵が現れた時みんなに疑われるかもよ？突然いなくなるわけだし僕ら」
デ)「確かに、モモタロスとAは同じクラスだし居なくなったら目立ちそうだな」
桃)「今回はなんとかなったけどなぁ…」

僕らに目がいって敵に悟られるのも面倒か
でも、どうすれば…

桃)「亀公たち待機させとくか？」
良)「ずっと、学校の外で待たせるのもなぁ…」
侑)「一応あいつらは町のパトロール役もしとるしな」

貴)「じゃあ、敵が現れた時全員じゃなくて交代でってのは？」

龍)「今回みたいに敵が来たら大変じゃない？」
桃)「なかなかの数揃えてやがったしな」

うむ…

しばらく沈黙が走った
周りに気付かられず敵を倒す方法

頭を悩ませても悩ませてもなかなか思いつかない

貴)「時でも止めれたらいいんだけどなぁ…」

桃)「それこそ時の運行に影響しそうじゃねぇか」

貴)「だよね…」

何かないかなぁ…

何も思いつかない中時間だけが過ぎて行く
もうすぐお昼の終わりを告げる鐘がなる

良)「敵を放っては置けないし、次からも戦おう…たとえみんなにバレたとしても」

放課後→←学校へ戻る

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す