【第2章】新たな出来事【電王】

学校へ戻る ページ33

A視点

なんとか誰にも見られずにトイレから戻った僕たち
モモはまだアイツのことを考えてる様子
そんなに気になることがあったのかな？

桃)「…っ」

貴)「モモ？」

桃)「なんだ？」

貴)「目、痛いの？さっきから眉間にしわ寄ってるし目つき悪いよ？」

目元抑えてたしね

桃)「銃なんて普段使わねぇからな…目が疲れた、標準に合わせるとかよくやるぜ」

なるほど
確かに銃は遠くを狙う分目を酷使するよね
普段剣使いのモモには辛かったのか

桃)「まぁ、だがよ…あんなとこいられてんじゃ剣はとどかねぇしな…」

窓の外を眺めながらそう呟いたモモ
さっきまで僕らが立っていたグラウンドを眺めているようだった

ちなみに窓は割れたままである
風が入って寒い寒い

グラウンドも戦ったせいで少し荒れている
今日の体育は中止らしい

桃)「帰りてぇ…」
先生)「そうか、そうか、私の授業がそんなに嫌か赤城！」
桃)「あ、やべっ」

そういえば、授業中だった
会話自体は聞かれてないようだった
前の人たち寝てるし

桃)「今のは…言葉の綾だ」
先生)「ほぉ…ではなんと言いたかったんだ？」
桃)「…疲れた、帰りたい、勉強だるい、飽きた」
先生)「結局同じじゃないか！」
桃)「…じゃあ、寝みぃ」

いや、モモそれ全部同じようなもんだと思うよ？
もっと他にあるくない？

桃)「あ、お腹痛いんで帰ります」
先生)「小学生か！トイレに行って来なさい！」
桃)「はーい」
先生)「って行かせるわけないだろ！」

まるでコントだ
モモと先生の会話を見ながらみんなゲラゲラ笑っている
このまま授業終わりそうだ
まぁ、僕もめんどかったしいいか

結局その後数十分先生とのコントが続き授業は終わった

そして、お昼休みが始まった

桃)「A、屋上いくぞ」

貴)「うん」

話し合いをするためにさっき屋上で落ち合おうということになったのだ

本来、立ち入り禁止だが侑斗が鍵を開けててくれる

屋上→←謎ライダー現る

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