【第2章】新たな出来事【電王】

喧嘩2 ページ28

A視点

浦)「さぁ、どうする？」
桃)「真っ直ぐ進むだけだ！」

さっき地面に突き刺した剣を抜きウラへと斬りかかる
だけど、そんなの簡単に避けるウラ

どうするの？
川の中だと水に足を取られてうまく動けない
ウラはそれに慣れてる

桃)「…」
浦)「泳げないんだから水の中入らないほうがいいんじゃない？」

まだ、煽るのか
そんなに煽ってどうするの？

桃)「うるせぇ！」

ガッ

横に剣を振るう
ロッドでそれを受け止める
すかさず剣をもう一度ロッドに向けて振るった

ベキッ

浦)「うっそん」

折れた

金)「やるなぁ桃の字」
良)「あーあ、直さなきゃ行けないねアレ」
黒)「獲物がなくなったウラはこっからどうするか…」
清)「普通なら足技への切り替えだろうな」

確かに普通なら

桃)「これでしめぇだ！」
浦)「そんなわけないでしょ！」

モモの手首を蹴り上げる
その表紙にてから離れるモモの剣

桃)「ッ…」
浦)「もう一発！」

続けて放ったのは回し蹴りだった
モモは勢いよく飛ばされ水に沈んだ

桃)「ゴホッ…」
浦)「大丈夫、先輩？足つく？泳げる？」
桃)「油断してんじゃねぇよ」

ドスッ

浦)「いっ…何……！」
桃)「お返しだバーロー」

ウラにぶつけられたものは
さっき壊されたウラのロッド

ウラにやられた時と同じようにモモは壊れたロッドの糸を掴み引いたんだ
それがウラにぶつかった

折れてするどくなった折れグチがウラに傷をつけた

桃)「どーだ」
浦)「先輩にしてはやるじゃ…先輩後ろ！」
桃)「へっ？」

貴)「！…危ない！」

夢中になってて気がつかなかった
いつの間にかモモの後ろにイマジン
武器をふりかざそうとしていた

武器を持ってない
水中それもボロボロ
よけられない

パァン

全)「！」

その場に響いた乾いた音
それは敵イマジンからものではない

僕らの横からした

龍)「大丈夫、モモタロス！」
桃)「小僧？」

リュウタのリボルバーの音
いつの間に来たんだか

でも助かった

貴)「クロ！」

良)「リュウタロス！」

貴良)「行くよ！」

黒龍)「やだ」

え？

黒)「行く必要ないって」
龍)「ほら」

リュウタが指差す方を見ると
モモとウラが敵イマジンをボコボコにしていた

桃)「このクソイマジンが！邪魔しやがって！」
浦)「今の邪魔するとか空気読みなよ！」
金)「今行ったら俺らまで巻き込まれるで」

確かに

敵イマジンはウラに蹴り上げられモモに叩ッ斬られ爆発した

貴)「ナイスコンビネーション」

良)「だね」
は)「そうね」

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