【第2章】新たな出来事【電王】

不審な行動 ページ25

A視点

学校での生活に変化なし
特に変わったことはない

強いて言えば、リュウタがいつも楽しげなのと
モモが最近放課後どこかに消えること

浦)「先輩、今日も一緒じゃないの？」

貴)「うん、行くところがあるってまたどっか行っちゃった」

浦)「まさか、浮気？」
は)「なんですって！あのバカモモ！」

貴)「まだ、決まってないでしょ？今度聞いてみるよ」

でも、もしも…
本当に、そうだったら…

浦)「Aちゃん悲しませるなんて…そんな先輩より僕を選ばないAちゃん」

僕を微笑みながら見つめるウラ
嘘か本当かわかんないけど

貴)「そんなの「認めねぇよバカカメ！」モモ！」

桃)「たでぇま…おい、カメ…人の彼女に手出してんじゃねぇよ」
浦)「彼女が悲しそうだったからだよ？どっかの誰かのせいで…僕なら悲しませるなんてしないよ？」
桃)「ッ…」

モモ…

金)「やめんか！桃の字、カメの字！」
桃)「熊公…」
金)「桃の字、お前がどこに行っとるんかちゃんと話せばええだけや。良太郎の姿に戻っとるいうことはなんか訳ありなんやろ？」

そういえば、学校に行く時は桃李の姿なのに今は良太郎の姿…

桃)「それは…」
良)「モモタロス、素直に言いなよ」
桃)「うわっ、良太郎！？」
良)「ただいま、それよりも、言わないの？コレのことでしょ？」

良太郎は知ってるの？
これって良太郎の持ってる箱が何？

桃)「えーと、コレ…」

良太郎が持っていたものを渡してきた
ケーキ屋さんの箱？

貴)「これは確か…登校中にある…」

浦)「最近有名なところのだね…」
良)「食べてみてよ、全員分あるから」

僕、ウラ、キン、はなちゃんは顔を見合わせた
食べて見てってどういう？

金)「まあ、食ってみるか…」

皿と飲み物を用意しテーブルに着く

全)「いただきます」

パクリと口に含む
口に広がる程よい甘さ
クリームと生地のバランスが絶妙

貴)「すごい美味しい…けど、この味…」

食べたことがある
いや、食べ慣れてる
よく、食べる味だ

いくら食べても飽きないこの味
どのケーキよりも好きな味

貴)「モモが作ったの？」

桃)「俺じゃねぇよ、雪菜が作ったんだ…」

貴)「雪菜？」

良)「あのケーキ屋さんの店長さん宮本雪菜さん…」
桃)「あのケーキ屋、すっげぇ不味いんだ…こないだ食った時不味いって思って…プリンが不味いままなんて許せなくて…」
浦)「つまり…教えてあげだんだ…作り方」

気まずそうに頷くモモ

貴)「可愛いなモモ」

優しいんだから…

嫉妬→←モモのこだわり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す