＊ ページ12
俺も大野さんも会社の中ではそこそこモテて
大野派、二宮派、なんてものがあるらしい。
ボケーッとしてる大野さんと仕事人間の俺。
なんでもふんわり包んでくれる大野さんと
ダメなものはダメ。な俺。
正反対な性格だったけれど唯一同じだったのは女の子からの告白に一度も頷かなかったこと。
好きな人でもいるのか、と
仕事終わりの飲み屋でビール片手にふざけて聞いた俺に大野さんはふにゃん。と力の抜けた笑顔を見せて
智「キョーミない」
まあ見事に俺の心へグサッと一撃を与えてきやがった。
興味ない……か。
そんな感じしてたけど。やっぱり本人の口から直接聞くとキツかった。
智「女の子って良くわかんねえもん」
和也「……だよね〜」
やたら塩味が強い焼き鳥をビールで流し込み、モヤモヤする心を酔いで誤魔化そうとその日はめちゃくちゃに飲んだ覚えがある。
俺なんか振り向いても貰えない。
好きなのに届かない。
そんな文句を目の前にいる本人にグタグタと言いながら。
智「……届くといいね」
何にも知らない大野さんは当然だけど穏やかにニコニコ笑うだけで
近くを通りがかった店員さんに『お水ください』とうるさい店内にも関わらず控えめな声で言う。
智「二宮さん。あれ？二宮さーん……えー、寝ちゃった……」
好きだ。
その三文字をアナタに言いたいんだよ。俺は。
智「……いいなぁ……」
髪を撫でる感覚が気持ちよくて
何が『いいなぁ』なのかその時は全く気にもしなかった。
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Rin(プロフ) - やよいさん» 数年前のお話ばかりですが、少しでも暇つぶしになれたら嬉しいです！！また他の作品でお会い出来るのを楽しみにしていますね♪ (2022年1月29日 20時) (
レス) id: c4f42edc6e (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 完結まで読ませて頂き、なぜ2人が別れたのか、その後の2人の心理描写、見事です。私も愛し合ってて欲しかったので、最終話読んで、「良かった〜」と叫んでしまいました(^○^) (2022年1月28日 17時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - Rinさん、メッセージ届きました！むちゃくちゃ嬉しいです！他作品も余すところなく、全て読めるなんて！本当にありがとございます！！ (2022年1月28日 17時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - やよいさん» やよいさん、最後まで読んでいただきありがとうございました！なんだかんだ愛し合っていて欲しい2人でした(笑) パスワード承知しました！こちらからメッセージにて送りますね！ (2022年1月28日 13時) (レス) id: c4f42edc6e (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - Rinさんの他の作品も是非読ませて頂きたいのですが、パスワード申請のメッセージらどちらに送ればいいですか？ (2022年1月25日 17時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin
| 作成日時：2018年2月18日 15時
