言ってないけど大好きです。【ジャーファル】

24＊とろけてしまいそう ページ25

『っ……ふ、ぁッ…』







後頭部を押さえつけられて

逃げたいのに逃げられない









先生と私の舌が



甘く、熱く、絡まり合う









先生の艶っぽい顔が


私を狂わせてしまう








『…はッ…ぁ、ふ…ッ』






深すぎるキスで、


とろけてしまいそう









『ふぁ……ッは、』





やっと解放された









『こんの……ッ』


「何ですか」


『ふ、ざけ、んなや……』








濃密すぎるキスのせいで

息が整わない








「ふふ、可愛い可愛い」


『しね…ッこの、へんたいが…ッ』


「そんなこと言ったら可愛くありませんよ」


『も、とからだわ…ボケ……ッ』


「ふふふ」








ほんとふざけんなや




「美味しかったですよ、お姫様」


『うるさいお前なんか王子様じゃない』


「じゃあ何ですか」


『小人』


「あなたよりおおきいです」


『あ、魔女か』


「なんでだよ」


『私に賞味期限切れのゼリー食べさせた』


「あんたが勝手に食ったんだろうが」


『外面はいい先生にピッタリだよ』


「そりゃどうも」









ほんとふざけてんのかこいつ


急にキスとかなんだよ








てか喉かわいた





『ジュース飲んでくる』


「照れ隠しですか可愛い」


『違うわボケ』








馬鹿はほっといて台所へ





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









『違うわボケ』








Aは台所へ向かった





「バレるかな…」



バレたらひとたまりもありませんね





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








『おらきさまぁぁぁぁぁぁああああ！！！！』


「あ、やっぱりバレた？」


『6日前て！3日後じゃねぇか！』








ふざけんなやぼけぇぇぇぇぇえええ！！！！！



「あはははは」




『あははじゃねぇよばか』




「ちょっとからかっただけじゃないですか」




『ちょっとじゃねぇよあんな事…』

「あんな、事……？」









コイツフザケンナ





「嫌じゃなかったくせに」

『しね』

「(しね…)」

『永眠しろ』









こんなことをするあなたが＿＿＿＿




やっぱり嫌いで愛しいなんて。

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