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「そんな風に言わないでください。君は、人を大切に思うことが出来る人で、優しい魔法使いです」
真剣に、けれどどこか悲しそうに言うつむぎ。
私が口を開こうとすると、
「そんな君が好きで、幸せに、したいんです!」
そう言って遮る。つむぎの顔は真っ赤で、それを隠すようにうつむいた。
私何も言わずに鞄を持って、教室の扉へと向かう。
「待ってくださいっ!」
私を止めようと、つむぎが私の手を掴んで引っ張ろうとする。
私はその手を払いのけた。
「君じゃあ私を幸せに出来ない」
かえって不幸になるだけだ。虚しくなるだけ。
そう言えば、つむぎは傷ついたように、表情を歪めながら
「君にとっての幸せって、なんですか?」
と聞いてきた。
「人に、
それだけを残して、私は教室を出た。
何か言っていたつむぎを無視して。
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小泉澪 - 藍刻 零紗さん» 了解です!ありがとうございます! (2017年9月17日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 小泉澪さん» あ、はいもちろん。恋愛系なら基本的に何でもありです。 (2017年9月17日 15時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
小泉澪 - 藍刻 零紗さん» ありがとうございます!あの、卒業式ネタとかも書いて宜しいのでしょうか? (2017年9月17日 15時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 小泉澪さん» お手本ってほどのものじゃない駄作ですが、書いておきました!参考程度にどうぞ(*´∀`) (2017年9月16日 17時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
宇治羽さん★ - 藍刻 零紗さん» ありがとうございます! (2017年9月16日 16時) (レス) id: 49eacae215 (このIDを非表示/違反報告)
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