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トントントン
『返事ないじゃん』
『入っていいよ!!ってことかな?笑』
ガチャッ
相変わらずな部屋だなぁ〜
真っ黒なゲームの世界に入ってきたって感じ
カチャカチャと音が鳴り響く
樹「くっそ」
やられたようですwwwww
樹「春美さん?」
『え』
誰かと話してる?
「おーい、もしもし
ボイチャにしてみてよ、春美さーん」
「いや、Springが春でBeautyが美しいでしょ」
「ボイチャってそういうもんじゃん
いや、ちょっと気になってさ」
は?
樹「初めまして
なんちゃってチルドレンです
23歳です
そちらは」
「ああ、1個上のお姉さん
じゃあ、ハルちゃんで」
「おっけー、戻ったらもう1戦やろうよ」
『樹』
ヘッドフォンを取り上げて話しかけたら
すっごい驚いた顔をしていた
『ナンパですか』
樹「は!?ちげーよ
てか入ってくんなって言ったじゃん」
『だって構って欲しいじゃん!
いつもいつも放置しやがって
なのに、お姉さんとお話中でしたか』
樹「聞いてんなよ」
『ちゃんとノックしたもん!!
今日からあたしも混じる!!』
樹「出来ねぇだろ」
『出来なくてもやる!』
樹「早く寝ろ
可愛い大事な顔にクマ出来るぞ」
か、可愛い……!?
いつも平気な顔で言ってくる
『いい!樹と居れるならクマくらいいい!』
樹「俺がやだ、だから寝ろ」
『じゃあここで寝る
今日から一緒に寝る』
樹「俺だってオトコだからな」
『いいよ、だって好きだもん』
樹「は?」
『幼馴染なんかじゃ嫌だ
ずーっと樹のこと大好きだもん』
樹「…………」
『何か言ってよ……』
ここで相手の人が戻ってきて
話は遮られて終わった
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作者名:柚羽愛 | 作成日時:2023年9月14日 15時