隣。最終決戦。 ページ32
物事の摂理として「３度目の正直」と言う諺がある。
１度や２度はあてにならないが３度目こそ確かで思い通りになると言う。
櫻井はめげなかった。
だが逆に次が本当のラストだとも思った。
バスの中で二宮の隣に座る事こそ、今の櫻井にとって一番の難題であった。
たかが隣となめて貰っては困る。
何故かそこには必ずと言っていい程、大野智が付いてくるのだ。
そしてそれは二宮にとっても当然らしく、二人は必ずぴったんこしてしまうのである。
翔「これが最後。」
櫻井は前回の失敗を振り返り、練り直した。
翔「あの時、俺が直ぐニノの隣に行かなかったのが総ての失敗だったんだ。」
二宮が自分を跨いだ瞬間、不覚にも喜んでしまった自分を悔いた。ガッツポーズをしてる暇があるなら横にズレれば良かったのに、その一瞬を付いて大野も櫻井の膝を跨いでしまった。
そして。
ぴったんこ。
その間、僅か数秒であっただろうが、それこそ敗因であろう。
翔「今日こそ、ニノが跨いだ瞬間…。」
話し掛けながら間合いを一気に詰めれば大丈夫だろう。まさか大野も喋っている間に潜り込みはしない筈。
櫻井はそう確信して、その時を待ったのである。
＊
出だしは前回同様、櫻井は一番後ろを陣取り、二宮の到着を待った。
すると前回と全く同じ流れで入って来た事は好機である。
しかしまだ喜んではいけない。
ここからが勝負である。
櫻井は前回同様二宮に手を上げ、自分の存在を示した。
前回は二宮が自分を認識した時点で櫻井は喜び舞い上がってしまった為、その後の行動が遅れたのだ。
また沈黙も失敗だ。
会話をする事で二宮の意識を自分に引き付け、二人の世界に持っていければ勝利となる。
だから櫻井は会話も前日から決めていた。
翔「ニノ、PS5の事なんだけどさぁ。」
そう。二宮が一番ノッてくるであろうゲームの話。これなら間違いなく大丈夫。
後は二宮が自分を跨ぎ、自分がスススッと…移動すれ…？？
翔「ニノ？」
和「何？」
翔「いや、今日はそこで良いの？」
何故か二宮が座ったのは櫻井の反対側。
和「ん？何が？」
真ん中はがら空き。すると、
すとん。
と座る大野。そのまま二人はぴったんこして、スススッ…と逆の窓際まで横移動したのであった。
翔「………。」
３度目の正直。
雅潤「惨敗。」
翔「あうっ〜！！」
智和「？何？」
どうしても隣に行けない櫻井の話であった。
終わり。
つい、長々とやってしまった。(笑)
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» あの顔をぴったんこした時のニノちゃんの眉がちょっと下がっててまぁ、可愛い！！このまま一生、ずっと一緒にいてくれ！一緒だと最高！！万歳です！！ (2020年10月16日 17時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» うちの店とかかなり後になってから出したりするので(笑)気長に待つと出てくると思う。三ツ矢サイダーは3日後くらいだったけど、ゼリーは今週だったよ。(爆)あまりに遅くて突っ込んだもん。 (2020年10月16日 17時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - いや、ひらっちさんの言う通り。相葉くんとだとカレカノな2人。一緒にゲームして漫画読んで仲良く暮らしてほしいです(笑) (2020年10月16日 14時) (レス) id: b2bd56270d (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - 相葉君の隣になると可愛さ増し増しになっちゃうよね？あたしもまだあるけど進んで買いますwwオイリオが見つからないんです。探し中。 (2020年10月16日 13時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» 本当良かったですよね、最高でした。と同時に思い付いた話でした。(笑)だってまさにやった後にしか見えなくて。(爆) (2020年10月13日 6時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年8月1日 8時
