正解な詞。緑黄 ページ8
和「〜それがそれが相葉雅紀、相葉相葉相葉雅紀………。ククッ…、クフッ………。」
二宮は寝転びギターを弾きながら今の心境を歌った。
その内容は確実に今の自分であった。
だけど二宮はつい何時もの癖で最後に相葉の名前げ締め括っていた。
スタスタスタ。パコーン！
和「…ってぇ！？」
雅「何で俺になるんだよっ！」
和「えっ？相葉さん？」
雅「えっ？じゃ無い！えっ？じゃ！！」
和「えっ？だって…。何時から居た…の？」
二宮は自分の頭を叩いた相葉を見上げ、キョトンとしたのであった。
その日はOP映像に何か弾いて欲しいと言われ、稽古の合間にソファーで即興をした。
同じ建物の中に相葉が居るのは知っていたが、ソロの稽古中だったから安心していたのだが、見上げれば汗だくになった相葉が呆れた顔で見下ろしていた。
真っ赤になる二宮。ギターを抱いて逃げようとしたが、その前に長い腕が首元に絡み二宮の体は引き寄せられた。
和「っ？！わぁ！」
二宮の肩を抱きながらソファーに腰を下ろす相葉。机にあった二宮の飲み掛けを一気に煽ると二宮の体ごとソファーに寄りかかった。
和「………俺の。」
真っ赤になったまま相葉の腕の中で呟く二宮。逃げられないのは分かっているから大人しく相葉のされるがままにするしかなかった。
和「お疲れさま…です………。」
雅「んー。」
二宮の頭をクシャクシャさせながら汗を拭う相葉。二宮は上目使いで相葉を盗み見しながらどうしたものか考える。
どうやらイマイチ上手くいって無いのだろう。こう言う時の相葉の扱いは難しい。
不貞腐れた様に、二宮の頭をガシガシしているのは溜まった鬱積を晴らしているのだろう。俗に言う「八つ当り」に近いかもしれないが、二宮としては別段嫌では無いから気にもならない。
何せ人前では決して見せる事の無い相葉の一面だから。
そして今この室内には二人だけだが、何時誰が来てもおかしくない状態でもやらざる終えない相葉の心境を想うと、二宮は小さく息を吐き出しじっとするしか無いのである。
和「………。」
雅「………。」
和「………相葉…さん………。」
雅「ん、何？」
和「何処から聴いてました？」
雅「んー？ボソボソ何か言ってんのは分かったけど、聞こえたのはゲームがしたいってとこら辺から。」
和「そう、………良かっ…あっ！」
雅「おい、一体お前何歌ったんだよ！」
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» いえいえ。こちらこそ何時もありがとうございます。どうもこの二人のイメージは家族に近いんだよね。もう恋とか飛ばしちゃった感じかな？相葉さんが唯一お兄ちゃんになれる場所。(笑)まず誕生日企画一弾お待たせしました。(笑) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - むふふふっ。いいなあ、この感じ。ベタベタしてないのに、空気感がどうにも甘い時ありますよね。あの二人。素敵なお話ありがとうございました！ (2017年6月25日 14時) (レス) id: c694c3d91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2017年2月16日 13時
