…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも ６日 ページ45

あと６日









見納めにと

ワイルドエリアを訪れていた





ワイルドエリアへと行くために集めたバッチは

キラリと光っている

…バッチ集めも今や昔のようだ





もうポケモンバトルをすることも無いだろう





いい感じの日陰を見つけたので

ちょっとした風呂敷の上に

一口サイズのサンドイッチ

木の実で作ったソースとクラッカーを出して

昼食にすることにした





元の姿に戻ったゾロアークは

美味しそうにサンドイッチを食べている

頬についているパン屑を取れば

少し照れていた





モモンのみのソースは

シンプルな仕上がりのクラッカーによく合う

我ながらに美味しい









『ん？お前さんは…』





目の前に現れたリザードンは見覚えがある

ここまで立派なリザードンは早々いない

もしかしなくともダンデさんの相棒だろう





『見回り中かな？ダンデさんはいないのか』





話を聞けば

業務に追われて徹夜しているダンデさんが

見回りに行こうとしていたのでそれを止めて、寝かせ

一人で見回りに来たらしい

今はその帰り道だとか









『偉いねお前さんは

良ければ一緒に食べよう』





私の前にちょこんと座り

お行儀よくサンドイッチを食べ始める

可愛らしいのは言うまでもない





『まだまだあるから食べて

クラッカーやポフレもあるよ』









楽しい昼食は幕を閉じ

帰りはリザードンの背中に乗せてもらい

空の旅を楽しんでいる





乗ってみたいと思っていたから

純粋に嬉しい





ワイルドエリアをもう少しで抜ける時

紫の髪色が下に見えた





『全く…困った人だね』





リザードンは不満そうな顔をしていた

寝かせてまだ一時間程度しか経っていないのだから

そんな顔になるもの頷ける









『それじゃあ、説教をしにいこうか』









ワイルドエリアの入口では

元チャンピオンが

リザードンと美人に説教をされている姿を









度々目撃されたという

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