…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも 拳 ページ41

人に指摘されて





初めて気付くなんて

私はとんだ馬鹿ものだ





『殴ったとしても意味ないですよ』





紅茶を口へと運ぶ前で良かった



















「多少はスッキリするでしょう？」









ネズさんがあまりにも悪い顔をして言うものだから

つい笑ってしまった





『確かにそうですね

今度会ったら一発決めてみます

会いたくないですけど』





握る拳を作る私を見て

今度はネズさんが笑いの声を出す





「ロトムに頼んで是非とも撮影してください」

『直ぐにネズさんの所に行って一番に見せます』

「それは楽しみです」





変な約束を交わし

他愛もない話を続け

なんとも心地の良さを感じながら

２杯目の紅茶を飲み終えた頃に









マリィは帰ってきた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





そのまま夕食をいただく流れになり

ゾロアークの分まで用意してくれた





「と言ってもカレーなんですがね」





カレー…久しぶりに食べる気がする

肉も魚も入ってないようだから安心した

木の実が主な感じかな





みんなで手を揃え

いただきますと唱える





少し恐る恐るとひとくち食べた





え、









美味しい






カレーってこんなに美味しかった…？

それともネズさんの腕前か

はたまた両方だろうか





『美味しいです』





当たり障りのない感想だけれど









「その顔を見たら分かりますよ

ありがとうございます」









ちゃんと伝わったようです

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