…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも １０歳 ページ3

そこからは





たくさんのポケモンと出会い

助けられながら日々を送っていた

一枚だった白いワンピースではなく





一般的な服装の私

これらは全てポケモンが用意してくれたもので

作ったのか何処からか取ってきたのかは分からない

私の為に用意してくれたという事実だけが

はっきりとしていた





私に木の実をくれたポケモンはゾロアと言い

化けるのが得意で

何時も私を驚かせ笑顔にさせてくれる

人間に化ける時はしっぽが出でしまっていたが

それも可愛かった





１０歳になったばかりの頃

小さい子が怪我をしていたので

手当をして家まで送り届けた





その子の親はとても感謝に私をお金を渡そうとしたが

それを受け取る気にはとてもなれなくて

何かを察したのかその両親は

１０歳の子にでも出来る仕事を紹介してくれ

私は働くことを覚える





働いている間はポケモン達に会えなかったが

働くことは嫌いではなかったし

そのお金で

ポケモン達に美味しいものを上げられるので

頑張ってまた日々を送っていた





お金も人望も増え

一人暮らしするには申し分ないところまで来たが

森でポケモン達と過ごしたかったので

拠点は造らず、毎日野宿をしていた





こんな生活を送っていたせいか

モンスターボールは余り好きになれなくて

固定のポケモンを持たないことを決める





私のパートナーになりたいポケモンは

嬉しいことに沢山いたが

全て断った

ポケモンには好きなように生きて欲しいのだ





色々な地方を転々をしながら

ポケモンと出会い別れを繰り返すが





青い実を









オレンのみをくれたこの子だけは

ずっと私に付いてきた





今はもう立派なゾロアークになり

化けるのも上手くなったが

私を騙すことは決してしない





私も









ポケモンに嘘は決してつかない

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