…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも 中止 ページ11

とても





素敵な兄妹だと思う

本当に





「さっきから何見てやがるんです」

「Aの旅写真やけん」





こうして並ぶと似ている部分があるな

…あ、チョーカーがお揃いだ

どちらから渡したのだろうか

やはりお兄さんからとか？









「…なにジロジロ見てるんですか」





さすがに見すぎたかもしれない





『素敵な兄妹だなぁ…と思いまして』





２人共顔に出していないが

心無しか嬉しそうなのは間違いない

マリィは少し照れているようだが





「Aのポケモンはイーブイだけ？」





適当に言えば嘘なんていくらでもつけるけど

この兄妹には嘘はつきたくないと思い

一度ゾロアークと目を合わせれば

しっかりと頷いてくれる

ゾロアークもこの兄妹の事は信頼におけるらしい





『お前を紹介してもいい？』





肩から降りればくるりと回転し

本来の姿へと変わる









キザにもお辞儀付きだし





『私の唯一無二である相棒(パートナー)

ゾロアークと言って化けるのが上手いの』





２人の反応を伺うと

マリィはとても吃驚しているけれど

興味津々に見えた

そしてそれはお兄さんも同じらしく





「だから姿が見えなかったのですか」

『そういう事です』





まじまじとゾロアークを観察している









「じ、じゃあ…モルペコにも化けれる？」





お安い御用だというようにくるりと回り

可愛らしいモルペコへと化ける

マリィは小さくだが歓喜を声を漏らした





『メタモンとは違って技自体は化けれないけどね

度合いにもよるけど

一度攻撃されたら化けの皮が剥がれる』





ゾロアークの姿に戻り私の横へと並ぶと

お礼を込めて頬にキスを送った





『この子といろんな地方を旅している感じです』





少し言いずらそうに



















「その旅ですか…暫くは中止になると思います」









そんなことを言い出した

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