瀬名泉が家庭教師になりました。 【瀬名泉】

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私はさっきから瀬名泉に勉強を教えてもらってる。






『ちょっと〜何でこんな問題もわかんないの〜？俺なんか普通に分かるけど〜？ 』

「うっさい！それはあんたが高3なだけだろうが！！！」

『何、嫉妬？Aなんかに嫉妬されても嬉しくないんだけど〜』

「はぁ？嫉妬なんかする訳ないでしょ！！！」





くぅーーー頭いいのに性格クソかあいつは！！！
いつかぜっったいに 見返して驚かせてやるんだからァァ。




『な〜に、手止めてんの？さっさと動かしてこのテキスト終わらせてよね〜。
さもないと。Aの恥ずかしい過去バラしちゃうよ？






耳元で囁かれ冗談だと思ったのは知っていたが、これは本当にしないと私の体の安否がヤバくなりそうなので、素直にテキストを本格的に解き始めた。









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「お、終わった〜」

『ご苦労さん。良く頑張ったじゃん、偉い偉い♪』








「兄貴ぶるのは辞めろよな！！！それと頭を撫でるな！」

『え〜結構気持ち良さそうだったのに〜？』

「そんな事あるか！後、もう終わりだろさっさと家から出て行け！！！」








瀬名泉を押して家から出そうとする。

『え〜遊くんが帰るまでは嫌____』






意見など聞く気なんて皆無だ。
乱暴に靴を履かせ、強引に家から追い出した。

やっと、一息つけれる。少し肩が上がりるんるん気分で台所へと歩いて行った。









一方その頃、Aから追い出された瀬名泉は静かな路地に小言をもらした。


『相変わらず、小さい頃から変わんないよねぇ〜Aは。まぁ、そこがいいんだけど♪ 』









______ああ、今日は綺麗な満月だ。









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