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『え…?』
『ちょっ、A冗談はやめてよね〜…。俺は騙されないからねぇ〜』
ふーん。この私が嘘をついていると………
「嘘を付くわけないだろ!折角勇気出して言ったのに………」
『本当に言ってるの?A』
だから嘘は付いていないって!!
何回聞けばいいんだ…………よ。
「え。瀬名……泉?」
顔を上げて見るとそこには顔を真っ赤に染め泣いている瀬名泉がいた。
初めてだ。此奴が人前で泣くのを見るのは……何なんだよ、私に告られて嬉しいのかコノヤロー。
「ね。泣いてないで告白の返事今返して!!」
強引だが私はすぐ聞きたいんだよ。あんたの返事が…。
少しの間が空いた。
『じゃあ、言わせて貰いますけど。俺も、Aの事好き。ずうっと、ずうっと前から好きだった』
『小さい頃からずっと見てきた。やっと、やっと叶ったんだね。この思い』
「え、私のこと小さい頃から好きだったのか!?いつから?」
『え?出会った時から』
なにそれ、それって世に言う一目惚れっていうやつじゃん。
出会った時って もう6年も前だぞ。
そんな前から私に好意を向けていたってこと!?
『なぁ〜んで、そんなに恥ずかしがってんの〜?もしかして俺とカレカノに慣れて嬉しいの〜』
「嬉しいよ。そりゃ〜ね?」
『ふ〜ん。じゃあカレカノになった事だし』
目の前に瀬名泉。
唇に生暖かい感触。
キス。
『ハハッ。A真っ赤!』
「お前のせいだろ………いきなりびっくりさせるな!!?」
心臓の鼓動が速い。止まらない。
顔だって自分でもわかるくらい、真っ赤。
嬉しいというより恥ずかしくてくすぐったい気持ちだ。
『A。
俺のこと好きになってくれてありがとう。大好きだよ』
ずるいよ。
何改まって好きって言ってんだよ。
ムカつくんだよ。
いつも私が言いたいこと先に言って。
「私だって大好きだよ。コノヤロー!!」
END
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Eve(プロフ) - ももゼリーさん» いえいえ、こっちがありがとうですよ!!!ここまで読んでいただいて目からジュエルが☆(T ^ T)☆← あ、汚いですか?……………あ。……はい。 (2017年1月6日 16時) (レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
ももゼリー - 更新お疲れ様です。この小説が終わるのは悲しいですがeveさん、ありがとうございました。 (2017年1月6日 15時) (レス) id: b0e49d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
Eve(プロフ) - シナモンロール様さん» わぁぁぁすみません!!そんなところまで見てくれていてとてもありがたいです。更新頑張ります!シナモンロール様これからもよろしくお願いします m(__)m (2016年12月29日 21時) (レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - この作品、とても面白いですね!私大好きです!それと、7話の「遊木」が「優木」になってます。更新頑張ってください! (2016年12月29日 21時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
Eve(プロフ) - 蛍さん» お返し遅くなってすみません。あんスタいいですよね〜。これからもよろしくお願いします。 (2016年12月28日 20時) (レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆるゆる | 作成日時:2016年12月27日 11時