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学校の廊下で誰かが走っている。
キーンコーンカーコー……
「セーーーーーフ！！」
「はい、遊木遅刻っと………」
「せんせー！！？why? 何故なんだ。私はchimeがなり終わる前に来たはずだぞ！」
「無駄に発音いいな。でも残念この学校はチャイムが鳴ったら遅刻になっているんだよ。ほら、さっさと席座れ〜HR始めっぞ〜」
せんせーのバーカと言ってやったが見事に無視された。
そこんとこ、せんせーとしてどうなんだ！！？
納得いかないが渋々、自分の席に座る。
そしたら、近くの席の男子が「ドンマイ……」と慰めてきたのかと思ったが鼻で笑ってきたのだ。これに、私は怒鳴った。
まぁ、せんせーに直ぐに止められたがな………
*
*
「だてま〜」
「お帰りなさい」と聞こえたがこの声は兄貴では無く、長らく家をあけていたママだった。
「Aちょっとそこに座ってくれない？話があるの」
ママが急に帰ってきたことも驚いたが私に話があると言われた方が驚いた。
「うん………」
「……で、この前のテストのことなんだけど何？この点数」
「平均越えしていないものが多いじゃない。馬鹿げてるの？」
「いいえ……ち、がい…ます」
怖い。ママの言葉一つ一つが。狼に睨まれているみたいだ。
「塾代もバカにならないのよ？そのことをわかってるの？」
私はママが言っていることに「はい」と答えることしかできなかった。
兄貴、兄貴早く帰ってきて。
「Aには、塾は辞めてもらうわ。そして、新しく家庭教師を専属でつけさせるわ」
「え？………」
「相手はもう決まってるわ。あの子ならあんたの幻滅する点数を変えられるわ。頑張ってねママの為にも___」
ママは自分の子供に勉強の点しか求めない。
母親という暖かさも何も感じられないものだ。
いい点が取れても、心から喜んではくれないだろう。
それが当たり前のように。素っ気なく。
「ッ……………はい」
「じゃあ、私はまた仕事に行ってくるわ。勉強しておきなさいね」
「はい……行ってらっしゃい、頑張ってね……」
バタンッ……
ドアの音がこんなにも重く感じるのは久し振りだ。
私はママが出て行ったドアをずっと見ていた_____
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Ｅve(プロフ) - ももゼリーさん» いえいえ、こっちがありがとうですよ！！！ここまで読んでいただいて目からジュエルが☆(T ^ T)☆← あ、汚いですか？……………あ。……はい。 (2017年1月6日 16時) (
レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
ももゼリー - 更新お疲れ様です。この小説が終わるのは悲しいですがeveさん、ありがとうございました。 (2017年1月6日 15時) (レス) id: b0e49d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
Ｅve(プロフ) - シナモンロール様さん» わぁぁぁすみません！！そんなところまで見てくれていてとてもありがたいです。更新頑張ります！シナモンロール様これからもよろしくお願いします m(__)m (2016年12月29日 21時) (レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - この作品、とても面白いですね！私大好きです！それと、7話の「遊木」が「優木」になってます。更新頑張ってください！ (2016年12月29日 21時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
Ｅve(プロフ) - 蛍さん» お返し遅くなってすみません。あんスタいいですよね〜。これからもよろしくお願いします。 (2016年12月28日 20時) (レス) id: a2658c10db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2016年12月27日 11時
