第52話 ページ5
神奈川県川崎市 某映画館。男子高校生の変死体が発見された
これは、悲しき少年の事件である
.
映画館の中に入った3人は、警察官の不審な目を他所に調査を始めた
七海「見えますか?これが呪力の残穢です。」
「はい。見えます。」
虎杖「いや、全然見えない。」
映画館の廊下、普通の人から見たらただの廊下にしか見えないだろう
七海「それは見ようとしてないからです。私たちは普段当り前のように呪いを視認しています。術式を行使すれば痕跡が残る。それが残穢。」
「でも残穢は呪霊に比べて薄いから、目を凝らさないと見えないよ。」
改めて目を細めてみる悠仁
虎杖「ん"ーー?......おおっっ!!見える見える!」
ぼやけながらでもしっかりと視認することが出来たようだ
七海「当然です。見る前に気配で悟って一人前ですから。」
虎杖「もっとこう褒めて伸ばすとかさぁ......ってかAはすぐ見えたよな?」
「なんかね、気配とか他の人より感じやすいのかもね。すぐ残穢とかを視認できたからね.....偶然出来たのかもしれないし、」
七海「いえ、虎杖さんは自らの呪物を消すことも出来るので才能かと思いますよ。それをもっと生かすのも殺すのも貴方次第ですからね。」
確かに彼女自身も短期間でコツをつかみ、蝶の気配を消したり、残穢や呪物の気配も感じることが出来るようになっている
虎杖「押忍!!気張ってこーぜ!!」
七海「いえ、そこそこで済むならそこそこで、」
どうやら悠仁と七海さんはすこし噛み合わない相性なのかもしれない
.
虎杖「監視カメラには何も映ってなかったんだよね?」
七海「ええ、被害者以外少年が1名のみです。」
残穢を追いながら、階段を上っていく3人
「じゃあ犯人は呪霊か、その少年の可能性もありますね。」
七海「少年の可能性もなくは無いですが、身元特定は警察の、」
たどり着いた先には
【おべ おべんとぅ〜〜】
歯がむき出しで四つん這いの呪霊があらわれた
ザッ
七海「ストップ。」
悠仁が攻撃を仕掛けていこうとしたが、七海先生が止めに入った
七海「こちらは虎杖さんにお願いします。」
「......あ、私か!」
間が空いてしまったが、どうやら出っ歯を相手するのはAのようだ
七海「虎杖君は、そちらのもう1体を、」
後ろの壁からでてきたのはもう1体の呪霊
【いいい〜"い せんざい】
七海「2人とも、勝てないと判断したら呼んでください。」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2021年1月8日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
たぬたぬ - 最初は興味本位で読んで見ましたが,めちゃくちゃ面白かったです!!!更新楽しみにしているので頑張ってください!!! (2020年8月11日 10時) (レス) id: 82c66dad78 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼちゃん - 長々と失礼しました。今までありがとうございます。とても楽しいひと時を味わえました。またどこかでお会いしましょう。 (2019年11月18日 21時) (レス) id: 747ba8fc95 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼちゃん - 暖かい言葉をくれた皆様。お気に入り追加してくださった皆様、高評価押してくださった皆様、ありがとうございます。 皆様の記憶からこの作品が無くなっても、原作を読んだ時や思い出した時に、私の夢小説を思い出してくれるだけでうれしくなります。 (2019年11月18日 21時) (レス) id: 747ba8fc95 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼちゃん - この作品を愛してくださった方々に申し訳ない気持ちで胸がつらくなります。わたくしと致しましてもなんとも悲しい結果でこの作品を終わらせる形となるのがとても悔しくおもいます。最後になりますが、この作品を通し読者の皆様に出会えたことがとても感謝しきれません。 (2019年11月18日 21時) (レス) id: 747ba8fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごぼちゃん | 作成日時:2019年4月24日 20時