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「なんでここにいるんですか先輩」
「俺サッカー部やからな」
「いや、だから言ってるんですけど。ここ陸上部のスペースでしょ。サッカー部あっちじゃないですか。」
「カーッ冷たいやつやなぁ！！いつからこんな子になってしもたんや！！！」
「割と最初からじゃないですか…」
今は放課後、部活の時間。やっと慣れてきた陸上部のトレーニングを始めようとグラウンドに出て準備運動をしていると、このコネシマ先輩が来た。
「コネシマやないか！何しとんねん」
「おうゾム！！こいつ中学の後輩でな、1人寂しそうにストレッチしようとしとったから構いにきたってんねん」
「お前、その子めっちゃ嫌そうな顔しとるやないか…ショッピ君を筆頭にシッマお前後輩に嫌われる才能でもあるんちゃうか？」
「お前じゃい！！！！！！！」
いや、ゾム先輩はその才能ないでしょ……
勢いよく肩を組んでくる先輩の腕をぺちぺちと叩きストレッチがしたいことを伝える。
分かっているのか伝わっていないのか、私をみた後嬉しそうにさらに体重をかけてきたので多分伝わってないんだろう。重い。犬か。
げんなりしているとゾム先輩が控えめに目線を合わせて、話しかけてきた。
ゾム先輩は陸上部のエースで、走るたびに色んな人から声をかけられる。挨拶する隙もなくて確か一度も話せたことはないはずだ。
「……えと、あ、あのゾムっす。A…さんやっけ？」
最初から名前呼びで驚いた。
考えてみれば私は彼の前では全体の1年挨拶の時に自己紹介を1度したくらいだし、さっきのコネシマ先輩の言っていた私の名前くらいしか覚えてなかったんだろう。
めっちゃ距離の詰め方が早い人かとも思ったが、少しどもってちょくちょく目を逸らしながら話しかけてくる感じ、別にそこまでパーソナルスペースが狭い人とかでもなさそうだ。
仲良くしてもらいたい。
「ああ、ハイ。松井Aです。
ゾム先輩ですよね」
「おん、えーっとAさんはシッマと中学一緒やったん？」
「不本意ながら…。部活が一緒でまあ、良くしてもらってました」
不本意ながらってなんやねんオイ！！と隣の先輩がうるさいがスルー。耳元で叫ばないでほしい。
「あ…じゃ、じゃあ君も生徒会はいるん？ショッピ君もはいっとったし」
「………？？え、ん？どういうことですか」
「？シッマが生徒会役員〜いうのは知っとるんよな…？？」
…私は、色々なことを知らないのかもしれない。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
