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真夏の暑い時期をひたすら地下で過ごした俺は、それほど日焼けしないものかと思っていたが、店への行き来の間にほどよく腕に色がついていた。
かたや翔くんは俺と遊べない分大学の友人たちと夏を満喫したようで、大学１年目の夏は楽しいものになったようだった。
９月に入り残暑が続くなか、俺はこれからやってくる１週間の夏休みをどう過ごそうか悩んでいた。
「そんなの決まってんじゃん。休み中に初体験済ませて、とことんやるんだよ」
「やるって、何を？」
「せっ…」
「わー！！！潤！！智にはまだ刺激が強すぎるって〜！」
雅紀の家で潤くんと３人で集まって会議中。
これから翔くんも来るんだけど、それまでの間相変わらずあの事をけしかけてくる。
「だいたい触って終わりなんて許されるの中学生までだぞ？いつになったら覚悟決めるんだよ」
「そんなの知らないよ…俺は別に、翔くんが言うならいつでも…」
「あいつから言うわけないんだから、お前から言えよ。ねぇ翔くん、今日入れて？って」
「やばっ！なんか俺が入れたくなってきた」
「なんでお前が興奮してんだよ」
カン、と持っていた缶ビールで雅紀の頭をどついた。
入れて？なんて言ったって…だって俺がそうされる側なんでしょ？
ってことは、痛みを伴うのも俺で、恥ずかしい格好するのも俺で…いくら好きとはいえ、自分からそれをやりたい！なんてとても言い出せない。
「じゃあさ、俺らがアシストしてあげるよ。それならいいでしょ？」
「え…どうやって、」
「旅行行こうよ、みんなで！ねっ！？」
「「……」」
いやそれ雅紀が行きたいだけなんじゃ…。
潤くんも苦笑いしていると、翔くんがビニール袋をいっぱい抱えて入ってきた。
「お前らっ…いつも俺をパシるなよ…！！」
雅紀の部屋は階段で４階。
ゼーハー言いながらドサッと床にお酒でいっぱいの袋を置いた。
そんな翔くんのことなどものともせず、雅紀が言う。
「翔ちゃん、来週みんなで旅行行こうよ！」
「えっ？あぁ、いいけど…？」
いや即答かい！！！
潤くんはめんどくさそうに「マジかよ…」と漏らした。
俺も正直旅行とか準備も怠くてあまり乗り気ではないが、これも夏の思い出作り。
翔くんがいいならそれでいいやって割りきって、計画を雅紀に委ねることにした。
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富喜田 - 大野さんが凄く可愛かったです！ 櫻井さんsideは初めてだったので、 読んでいておもしろかったです。 続きを楽しみにしています！ 私の毎日の楽しみになっちゃってます！ (2020年8月15日 18時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» そうですね、貴重なご意見ありがとうございます！ (2020年8月9日 6時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 大野君って矛盾してますよね。自分がされて嫌なら潤くんとのキスも思わせぶりな態度も改めればいいのに。 (2020年8月9日 2時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年7月25日 13時
