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「あ、あの…これは？」
「青い薔薇の花言葉は奇跡。君のような存在にぴったりだろう。受け取ってくれ」
「…は、はい」
待って。これ、まさか例のお花なんじゃ…。
てことは、あの捨てアカウントはまさか！？
「やっぱり似合うね。美しい人は赤よりも青が似合うよ。君のその白い肌をこの青い薔薇のベッドに浮かべればそこは至高の世界、天国となるだろうね」
「なっ！？」
何、この人…。
えっ、何言ってんの？
肌を薔薇に浮かべる！？！？
天国！？！？！？
おかしいおかしいおかしい。
明らかに変だって！なんで店長は助けてくれないの！？
「あの、俺はどうすれば…」
「わかってないなぁ。俺は口説いてるんだよ？この100万人の女性に愛された俺が、古いビルの地下にあるジャズバーで、歌手を夢見て働く健気な一人の少年をね」
「お、俺別に歌手を目指してるわけでは…」
「謙遜しなくていいんだよ。夜はその力強くも繊細な歌声で人々を魅了し、夜更けには甘い声で俺を溺れさせてくれるのだろう」
「っ…！？」
やばい、この人。
なんか意味わかんないことばっか言うし、どんどん顔を寄せて来たんだけど。
なんで？なんでみんなこっち見てくれないの？
店長、マイケルなんか後でいいから助けてよ！！！
「ま、松岡さん…、」
「大丈夫。まだ初なんだろうから、優しくするよ」
「ちょっ…どこ、触って…！？」
耳元で囁きながら、膝を撫で回される。
完璧な変態だ…！！
やっぱりこいつは、あのアカウントの…。
「っ、やめてください！！！俺、恋人いるんで！！！」
肩を押し返し立ち上がると、顔が熱くなるのを感じながらなんとか言い放った。
VIP席がゆえに、離れた場所にいるせいか誰も俺たちのことには気づかない。
「あらら、振られちゃった？」
松岡さんはなんてことない顔をして、またウィスキーを一口飲む。
「だっ、だから、こんなことするために呼んだなら、他のそういう店に言ってください！」
「そういう店って？行ったことあるの？」
「な、ないけど…ここは、そうやって触ったりとかするところでは…」
「ねぇ、智くんさぁ」
足を組みながら、ステージを見つめる。
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富喜田 - 大野さんが凄く可愛かったです！ 櫻井さんsideは初めてだったので、 読んでいておもしろかったです。 続きを楽しみにしています！ 私の毎日の楽しみになっちゃってます！ (2020年8月15日 18時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» そうですね、貴重なご意見ありがとうございます！ (2020年8月9日 6時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 大野君って矛盾してますよね。自分がされて嫌なら潤くんとのキスも思わせぶりな態度も改めればいいのに。 (2020年8月9日 2時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年7月25日 13時
