『影姫』と『闇姫』 ページ8
紗綾side
扉の先に進んでも暗闇は変わらなかった 何時ぞやの私の心のように
数歩足を進めると後ろでさっきと同じ扉の音がした 恐らく閉まったのだろう
同時に前の方から微かな風が吹いてきて私の頬を撫でた
そこに『闇姫』はいた ……帝光時代の皆を従者のように並べて
何か違和感を感じた、何か私と違う。
貴｢っ…どうして赤司くんたちがいるのかしら…？｣
動揺を隠しつつ違和感を探るように声をかける すると『闇姫』は妖美に微笑む
貴?｢なぜ…？さぁ…なぜでしょうね？そうね…私の時は中学校で止まっているから…かしら？｣
その言葉で私は違和感に気づいた …彼女の格好だ
帝光の制服に桃色の薄い上着を羽織り髪は2つ縛り、前髪にはピンをつけている
帝光時代の私と寸分変わらぬ姿 1つを除いて
貴｢！？…このブレスレット…まさかあなたが…？｣
何かがないことに気づいた、そしてここに来る前、扉の前でみた『もの』を思い出した
貴?｢あら…？覚えてたのね…？｣
貴｢……忘れるはずがないじゃない、2年の全中の後、打ち上げに行った時に皆とお揃いで買ったもの
よ。……でも私は捨てたハズ、なぜあなたではなく私の腕についてるの？｣
貴?｢過去をなかったものにするなんて『私』をいなかったことにするのと同じ、そんなの許せない
じゃない？｣
貴｢思い出させようとしたのね…？｣
貴?｢だって酷いじゃない、私たち同じ存在なのに。｣
貴｢違う、あなたと私は違うわ｣
『私』は粘着した、ゆったりとした声で圧をかけてくる
体が強ばっていく、変な汗が流れる
貴?｢でも赤司や緑間たちを壊したのは紛れもない私たちよ｣
貴｢っ…確かに私のせいで彼らは壊れてしまった、だから私は皆を戻そうとバスケ部に入ったの！
全国に行って皆を助けるって決めたの！｣
そういうのを待っていたというように『私』の前にスクリーンが現れ、全中3年の映像が流れる
つまらなさそうな彼らと絶望の表情を浮かべる対戦相手
私は映像だと分かっていてもそれに向けて叫んだ
貴「もう…やめて…征ちゃん…真ちゃん…大ちゃん…涼ちゃん…あっちゃん…、
皆を止めて……テツヤ…！さつき…！
こうなったのは私のせいなんだから…！お願い…皆を…助けて…！」
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変な感じですみません！後で書き直します！
続く
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結佳(プロフ) - 続き待ってます (2023年4月18日 0時) (
レス) @page8 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
YUKIKA(プロフ) - 続き待ってます (2022年12月12日 0時) (レス) @page8 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
花鳥風月 - きょんさん» 互いに受験お疲れ様でした！ご期待に添えるよう頑張ります！ありがとうございます！ (2018年3月31日 22時) (レス) id: 959b513ae4 (このIDを非表示/違反報告)
花鳥風月 - エミアさん» 大変お待たせしました…！久しぶりすぎて文が変になってるのはご了承ください← (2018年3月31日 22時) (レス) id: 959b513ae4 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 私もこの前まで受験生でした！この作品すごく好きです、頑張ってください！ (2018年3月25日 22時) (レス) id: 194bc0d5fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花鳥風月 | 作成日時：2016年11月26日 22時
