検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:5,343 hit

#8 ページ8

「…ちっこいな。」



「りょーにもそういう時期があっただろ?!そだ、翔さんこの子どうすんすか?」



「お前ら教育係。廉のこと宜しくな!」



出勤といわれたものの、場所も何もかも分からずじまい。結局、昨日の男についてきた。男は、チャラい人に翔さんって呼ばれてる。



「廉は、色々複雑な家庭事情だからな。注意しろよ。」



『俺にだって中2の時まで母さん居たよ!!至って普通だよ!!!』



「それが普通じゃねぇーんだよ。」



普通でありたかった。なのに、普通ではいられなかった。それが悔しくて、拳を強く握ってしまう。



「普通って何?ってか、普通じゃなくていいんじゃね?」



そう諭してくれたのは、銀髪に眼鏡を掛けた男性。背も高いし、顔も整っていて、人気なんだろう。と、すぐにわかるほど。



「まぁ、りょーの言う通りだな。一人一人に個性があるからこそだろうし。」



『あの、なんか、ありがとうございます。』



『俺、早く仕事覚えたいので、また。』




諭してくれた男の人が、妙に怖かった。それに、さっさと仕事になれたかった。



「燐、どうだ?」



『意外と、出来る気がします。』



「そうか、それは良かった。」

#9→←#7


ラッキーカラー

あずきいろ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , 男主   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:reon | 作成日時:2018年3月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。