第十二話 仕事話 ページ13
「おはようございます！」
たっぷりと睡眠をとったことで全開のシャルはにっこりと笑ってアジトに入ると、フーゴが「丁度良いところに」と言った。
「ちょっと手伝ってくれるか？」
「うん？何を？」
「近くの別の組織も入れたパーティを今度するらしいので、招待状の封をしてほしいんだ」
「単純作業の繰り返しは得意だよ」
シャルはそう言ってソファに座り、説明された通りに招待状に封をし始めた。
「誰が出るの？そのパーティ」
「ええと…ジョジョと僕、ミスタは勿論で…他にはシーラEを始めとする護衛と……ああ…あと、シャルにも出てもらうつもりだ」
「えっ」
一気に顔が青ざめる。パーティということは入ったばかりの自分が出る幕はないだろうと思っていたのだ。
「やだなあ〜〜〜…」
ウダウダと文句を言っていると、ミスタが奥から出てきてシャルに「進み具合はどうだー？」と声を掛けた。
「フーゴ、ジョジョが呼んでるぜ」
「ああ、わかりました」
「パーティってことは護衛かな…それならドレスは免れるでしょ」
「残念ながら護衛でも女ならドレスがルールだ。スーツを可能にして武器を仕込んでこられたら困るからな」
それはスーツに仕込みナイフをしたシーラEが事の始まりだったらしい。
「はあ……。…あ、でもジョジョの正装はちょっと見てみたいなぁ」
「…へえ」
「何でだろうね…？ジョジョのことはもっと知りたい、ってなる。新しいトップだから、心のどこかでは私もやっぱり知りたいのかな？」
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するめ - 恥パは一応公式の小説みたいですよ！ (2021年4月3日 18時) (
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作者名：茜 | 作成日時：2019年4月8日 0時
