第十六話 吾郎vsマニュアル野球8 ページ42
草野「何だと!?君はその為に三塁まで行ったってのか!?」
吾郎「るせーな、声がデケーんだよ!」
草野は声を低くして吾郎と話す
草野「しかし本当にそんな事であのデカイのを崩せるのか?」
吾郎「さぁな…だが所詮マニュアル野球はセオリー野球さ。奴らは自慢のマニュアル野球が決して勝利の方程式なんかじゃねぇって事を見せつけてやる!」
吾郎と草野がコソコソと話しだしみんなが見つめていた
大場(何だ…?)
米倉(対して策もないツーアウト三塁で…)
市原(一体何を相談している?)
薬師寺(…)
吾郎「オッケー!頼んだぞ!」
二人は話し終わり吾郎は塁へ草野は打席へと戻る
寿也(一体何をする気だ吾郎君…)
A(ツーアウト三塁で動く作戦は二つしかない…)
眉村(一つはホームスチール?だが右投げの市原相手にこの局面で成功する確率は万に一つもない。とすると…後はさっきの薬師寺と同じ…意表をついたセーフティスクイズだが…)
A(…さっき薬師寺君を指摘して自分がそれをやるとは…けど吾郎の性格を考えると…)
草野がバントの構えをし吾郎が走ろうとするがボールになり吾郎は急いで戻る…そしてまたボールになる
吾郎「あれ、どったの?そんなに深く守ってたらバント成功しちゃうよ?」
薬師寺「…市原!こんなハッタリ芝居に騙されるな!こいつの狙いはこうやってこっちを撹乱させようとしているだけだ!もし本当にバントの指示を出していたらこいつは自分で自分の野球を否定する事になるんだからな!」
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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年2月24日 22時