第十一話 また・な…6 ページ3
Aは家に着き、6時過ぎになると吾郎が帰ってきた
A「吾郎…お帰りなさい」
桃子「吾郎何処に行ってたの!寿也君ずっと待ってたのよ!?」
桃子「あんたの為に態々、勉強教えに来てくれてるんでしょ!?すっぽかすなんてどういうつもり!?」
A「吾郎…!」
吾郎は二人を無視して階段に上がろうとするとAが吾郎を呼び止め茶封筒を渡す
A「今日先生から預かったの…吾郎が勉強が嫌なら何も言わない…でも私はまた吾郎と寿君と一緒にまた三人で昔みたいに野球をやりたい…!野球の為なら吾郎は何でもするかと思ったよ!」
Aは吾郎に茶封筒を渡してそのまま階段を上がり自分の部屋に行く
吾郎「無理だよ…」
桃子「え?」
吾郎「ロクに授業も聞いた事ない俺が今更勉強なんて無理なんだよ…昨日寿也やAに教えてもらったけどなーんも分かんねぇ野球の事ならどんな苦労でも頑張れっけど…こいつばっかりは…」
珍しく弱気な吾郎を見て桃子は口を開く
桃子「…あんたの野球ってそんなもんなの!?」
吾郎「っ…!」
桃子「そこにはAと寿也君がいてあんたの目指すレベルの高い野球があるんでしょ!それが今更勉強なんかに負けていいの!?」
吾郎「…」
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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年2月24日 22時