MAJOR 第２シリーズ part3 (ページ2)

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第十一話また・な…５ページ2

その後Aは寿也に何も言えず寿也は何も知らないまま帰る事に

寿也「じゃまた明日ねAちゃん」
A「と、寿君！」
寿也「？」
A「途中まで…一緒に行ってもいい…？」

寿也「え？」

A「あ、む、無理ならいいの…」
寿也「途中まで来る？」

Aが家に入ろうとすると寿也が優しく告げ、Aは嬉しそうに「うん！」と答える

寿也「どうしたの？」
A「え？」
寿也「Aちゃんが一緒に居たい…なんて、何かあったのかなぁって思ってさ」

A「何も無いよ…ただ一緒に居たいと思って…嫌だった？」
寿也「そんな事無いよ…僕もAちゃんと一緒に居たいから」

二人は立ち止まり頬を染めお互い見つめる

A「…//」
寿也「ぁ、此処まででいいよ…じゃあ…」
A「寿君」

寿也が帰ろうとするとAが呼び止め寿也が振り返るとAが首に下げ懐にしまっていたペンダントを出すと寿也は目を開く

寿也「Aちゃん…まだ持っててくれたんだね」

寿也は自転車を止め離れ、Aに近寄る

A「おとさんが死んだ後引っ越しの時寿君がくれた物で…私、悲しい時や辛い時、リトルの試合の時も…このペンダントを付けると乗り越えら様な気がするんだ…」
寿也「Aちゃん…」

A「だから、今回も吾郎と寿君が試験に受かります様にって願ってる…また三人で野球やろうね」
寿也「あぁ」

寿也は優しくAの頭を撫で帰って行った