暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】

第二十五話 ページ27

茅野side

女優に戻って仕事に追われている中、私はAの事をずっと忘れなかった。

高校卒業を境に、会うことが全くなくなった。

メッセージのやり取りはしてたけど、Aの就職と同時になくなった。

サラリーマンになるって言って、そのまま

はじめはAらしいと思ったけど、いくらメッセージを送っても既読がつかなくなった。

それは、他のみんなも同じ

心配して、Aの家に行ったけど

既に引っ越した後

何も言わないでいなくなったAを、本当に心配した。

どこにいるの？皆会いたいよ？

A、皆を悲しませないでよ

ずっと、こんな事を思っていた。

そんな中、撮影の休憩中に業君からメッセージが来た。

すぐに見ることはできなかったけど、そのメッセージの内容は衝撃的なものだった。

Aらしき人が、人を…殺した。

通話になって、何も言うことができなかった。

業君と渚とAは大親友

そんな業君がAを見間違えるわけがない。

私達は元暗殺者だったから

気配でだいたい誰だかわかる。

だから、まだ確信はないけど

業君が言っていた通り、その人はAなのかも知れない。

業君が、Aの気配をわからないわけがない。

そうなると、Aは…

…あぁ、考えたくない

Aは、そんなことしない

理由もなく、人を殺す人なんかじゃないっ…！



「…A。絶対見つけて、真実を突き止めるから」

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