【2*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。三年生はさようなら ページ45

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「今日で、三年生はバスケ部を引退する」




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帝光祭前後からあまり来れていなかったバスケ部。



今日で、三年生は完全引退。




「嫌っス！引退してほしくないっス！」


「いやまぁ、試合見に行くことくらいならできるけど…」



後輩のなかで一番騒いでいるのは黄瀬くんだった。

みんな悲しそうな顔をしているけれど、言わない。
そんな雰囲気。





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泣きじゃくる黄瀬くんを、赤司くんや黒子くんがなんとか宥め、
少し落ち着いたのを見届けてから三年生は体育館を出て行く。




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「引退のときこれだったら、卒業のときはどうなるのかねぇ」



ちょっと笑って言ってみたけれど、
私だって寂しいんです。



泣きそうになったけれど踏ん張って抑えて、後ろを振り返る。





当たり前だけれど、
そこには大きな体育館があった。




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踏ん張っても踏ん張りきれなかった涙のせいかな、



体育館が光って見えたのは。





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