【2*黒バス】泣くな、笑え笑え。【虹村修造】

。もっと熱くなれよ！！ ページ13

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――それからの文化祭準備は、バスケ部の方もクラスの方も淡々と出来てあがってきて。
あと三日後に文化祭を向かえた日の放課後。

私と修造は、久しぶりにバスケ部の居残り練習をやってみたのだ。




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「あー、最近全然やる暇なかったから、シュート率がやべぇ」



「バスケ部の出し物、『バスケカフェ』にしたらよかったねー」




今さらな提案だけど、と私が言うと、修造は“バスケ”という単語に食いついたようで。
「どんなカフェなんだよ」と興味津々に聞いてくる。



「まずね、注文を聞くでしょ。格好は練習のときの格好で」


「････冬だし寒くね」


「汗かくくらいに走り回れってことで」





私たち二人以外、誰もいない体育館。
修造が放つボールの音と、私と修造の声だけが体育館に響く。心地が良い。



「...でね、注文品を投げるの。ケーキとかは頑張って固定したりして」


「いや無理だろ絶対。特に飲み物系」


「あー、･･･飲み物は持参で」


「かなり酷いカフェだな」


「いや、緑間くん辺りなら人事を尽くしてやってくれると思ったんだけど」
「おは朝からの命令が無いと、アイツはなかなか非現実的なことはやらなさそーじゃん」




なるほど。つまり私とおは朝が手を組めばいいわけね。
...勿論、バスケカフェは冗談だし実現は無理だろうけれど。




修造の練習。修造のバスケ。
......見ていたら、なんだか私もやりたくなってきて。




( 冬の汗を流したい 、 的な )




「勝負だ修造、熱くなれーっ！」



修造違い、な言葉とともに、私たちは恒例の『お疲れさまじゃんけん』の代わりの勝負をすることになったのだった。





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