【おそ松さん】義理の妹【喧嘩松】

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気がつけば中学を卒業していた。
高校はもちろん就職もできていない。
親のスネかじりという訳でもない。というのは


母親が4日も帰ってこないのだ。

今までは2日経てば帰ってきていたのにだ。




母親はいつか帰ってくる？




いや、母親は永遠に帰ってこない
机の上に積まれた15万円と置き手紙、それが証拠だろう。



母親は夜の蝶だ。



この前最後に連れ込んでた男の人は裕福そうな身なりをしていた。
胡散臭そうだったけれども


珍しく盗み聞きをしたりしたから覚えている。
あの人は不二夫町のネオン街に新しくオープンするお店のオーナーらしい。

母親はそういう男につけ込むのが上手だった。


母親はそういう女だった







帰ってこないのはいい。
今までの貯金がある。何とかなったかもしれないから


でも、


でも…





家も売るのは違うでしょ！！！！

何が
「家売るから」(※置き手紙)
じゃ！！

私どうやって生きていけばいいの…？！




あろうことか母親、家を売り払っていった


夜のお仕事をするにあたって私の存在は邪魔なんだろう
そして捨てたのだ


母親は私が警察に言わないことを分かっていて、捨てたのだろう。



自力でなんとかする。それが私のポリシーだから。



母親から貰った15万と、今までの貯金約10万

当分これで生きていけるだろ。



寝床がないけど。ホテルを借りればいい
公園で寝ればいい。
ホームレス少年みたいじゃないか！

そう思うと少しワクワクしてきた。



スーツケースに


厳重に隠したお金を
数日分の服と制服を
懐中電灯を
保険証と母親の顔写真
それから、何日かは外でも暮らせるように食べ物と防寒具。


ほかはもう要らない。

何度も読み直したお気に入りの本も

卒業アルバムも

唯一の母親と2人で写っている写真も

全部置いていこう。









何が目的なのかって？
そりゃ客を連れてる母親に
「おかあさん！」って言って
抱きつくことだよ。









最高の復讐でしょ？






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圧倒的に文才が無いし
おそ松さんたち出てこないし！
多分あと何話か出てこないです…

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