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体育祭も無事終わり放課後、
私は図書委員のため図書館にいた。
月「今日も委員会あるんだお疲れ。」
「あ、月島くん。お疲れ様です」
最近月島くんはよく図書館にきてくれる。
お気に入りの作者さんがいるらしい。
「今日はいつもと違う人のを借りるんだね」
月「前に君が借りてたやつ。僕はこういうのあまり読まないケド。ちょっと興味があって」
「あ、そうなんだねっ」
それは私と月島くんが図書館で初めてあった日に
私が借りようと手を伸ばしていたやつだ。
タイトルに惹かれて借りたんだっけ。
「それラストがすごく感動するんだよ。きっと月島くんも気に入ると思う。」
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その日の帰り道。
月島くんは何か私に伝えることがあるらしい。
前にチラッとこっちをみていたから、
そのときに考えていたことなのだろうか?
いつもしているヘッドフォンは
首にかけている。
しばらく間が会いたあと月島くんは空を見上げた。
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(月島side)
前々から気づいていた自分の気持ち。
毎週大坂サンがいるときに図書館へ行くのは、
同じクラスとはいえ顔がみたいから。
図書委員の彼女ならきっと、
この言葉の意味がわかるだろう。
僕は空を見上げたまま彼女に伝える。
「月が綺麗ですね。」
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作者名:わらびもち | 作成日時:2018年8月15日 3時