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(貴方side)
月「月が綺麗ですね。」
しばらくの間のあとに彼が口を開いた。
�犒遒�綺麗ですね��
この言葉は、夏目漱石が英語教師をしていたときに
生徒が " I love you " の一文を「我君を愛す」と訳したのを聞いて、
「日本人はそんなことを言わない。月が綺麗ですね、とでもしておきなさい」と言ったとされる逸話からきたのだそう。
このエピソードは有名だし夏目漱石は好きだから知っている。
私は月島くんもこの意味は知っていると思った。
知っていて私に言ったんだと思う。
本当だったらここで �犹爐鵑任發いい鎰瓩畔屬垢里�定番なのだろうけど、私は....
「あなたと見る月だから。」
そう答えた。
これからもずっと月を一緒にみたいですね。という意味。
私を守ってくれて、今までを忘れるくらい良い友達を作るきっかけになった人。
月「やっぱり。知ってたんだ。大坂ｻﾝも同じ気持ちってことでいいの？」
「うん。月島くん...が気付いたらそばにいて欲しいなって思うようになってて。。」
月「....僕も。ねぇ、名前で呼んでも？」
「ふふふ。聞かなくても呼んで欲しいな」
月「...うん。」
そういうと月島くんはそっと手を繋ぐ。
なんだかむず痒いというかくすぐったい感覚。
恥ずかしからかお互い顔はみなかった。
月「....A。」
「月島くん？」
月「今度プラネタリウムでもいく？」
「行きたいっ！」
最初は身長で悩んでいていじめられたりした。
けど月島くんに出会って、日向くんに出会って、
身長を気にしなくてもいいと思えた。
もう私の周りにあれこれ言う人はいない。
月島くんとの身長差を感じさせないくらい、
心が近くなった気がした。
�� 身長差 より 心の距離。 ��
あなたに出会えてよかったです。
-fin-
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作者名：わらびもち | 作成日時：2018年8月15日 3時
