NARUTO:鈴の御三家-中- (ページ9)

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第55巻:裏-シヨウsaid- ページ9

カカシ「っく……」

シヨウ「このやろっ」

流石に再不斬と戦うのはカカシには辛いか……せめてもう1人居たらいいんだが……

『先生！ ……』

目の前に藍色の髪が揺らめく

シヨウ「Aか……！雷はどうした‼ 」

『雷ちゃんは功ちゃんの所に……私は加勢に来ました』

Aはふっと息を吸うと再不斬の刀を軌道上からずらす。その一瞬を俺たちは見逃さない。

「「はっ！」」

再不斬「っち……流石に3人はキツイな。分裂させてもらう……」

シヨウ「そうはさせるか！〈綱遁・魔牙鎖(まがくさり)〉」

俺の真横から相手を囲うように鎖が現れる。まるで肉食動物の牙のようだと誰かが言っていた。

再不斬「綱遁⁉ 成る程な……お前、血継限界か‼ 」

取り敢えず相手の術を防げたな。隣でAが驚いているがそれじゃ……

再不斬「まずはこの餓鬼からだ‼ 」

カカシ「ぼーっとするな！」

命取りだぞA……‼

カカシが救ってくれたか。
カカシはそのまま雷切を発動しようとしたがそれはAの手によって止められた。

カカシ「何をっ……」

『倒す相手が変わりました……たくさんの足音が聞こえます……きっとこの事柄について売れで手を引いている人間です』