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それからすぐに入学式。
一年かっわいいーー‼‼‼‼
すると
校長「それでは本校代表 山田涼介よりあいさつです」
えっ。涼介あいさつじゃん。
考えてあんのかな?
すると壇上に上がった涼介は案の定丸腰。
なのにまるで原稿があるかのようにスラスラあいさつしてて。
やっぱり完璧なんだな。
かっこいいな。
って思った。
言い終わった涼介は私の横に座ってニヤッと笑った
小さな声で
「原稿用意してあったの?」
ときくと
「いや。全く。あんなもん余裕でしょ。」
だってさ。
やっぱり天才ってこういう事だよ。
私なんて場違い極まりないじゃん。
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涼介seid
入学式で突然のあいさつ振られるなんて
まじで心臓に悪い。
なんとか言い終わったけども内容が変じゃなかったか心配。
席に戻るとカリンが「原稿用意してあったの?」と
聞いて来たので内容は大丈夫そう。
まじで良かった。
一年生を教室に送って行ったら後は片付け。
といってもやるのは生徒会以外。
生徒会はこういう雑務は一切引き受けないから楽。
早めに寮に戻るとマイがいた。
ま「山田ー。ちょい相談きてるわ。」
えっ。早速かよ。
マイからメモをもらって読むとそこには
「いじめ。怖い。止めて。」
これだけ書いてあった。
読めるか読めないかぐらいのチャラ字で相当焦って
書いたんだと思う。
まさかこの学校にいじめ?
今まで一回も聞いたことないけど…。
かと言ってこのメモが嘘だとは考えにくい。
涼介「ごめん。マイ。とりあえず友達に聞いといてくれない?」
マイ「りょーかい。」
とりあえずこの件は本当かどうか確認しなきゃ始まんない。
かと言って大勢で調査して本当にいじめがあればこのメモを書いた子はもっといじめられる。
そんな考えからマイに頼んだ。
この事件。
後にすごく大きな問題となることを
この時の俺はまだ知らない。
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作者名:なかわか | 作成日時:2017年6月25日 20時