その少女の正体 ページ8
「おい、本物かよ!!」
「手配書と同じじゃねぇか!!」
「しかも隣のガキって……」
ざわめき立つ海賊、海兵たちを気にもせずAは帽子を抑えたままのルフィの横へと音も立てずに降り立つ
ルフィのマントもAのマントもパシフィスタの爆風で飛んでいってしまった
黒髪が風にゆれAほ顔があらわとなる
その顔はいかにも機嫌が悪そうに眉がしかめられていた
『汚れてる……』
もう一度攻撃しようとしたパシフィスタはルフィの手で倒される
ゾロとサンジも現れ、もう一体のパシフィスタも二人の手で倒された
『……なに？』
Aは不機嫌なまま周りを見た
ルフィと同じくサンジとゾロの元に向かおうと高台から降りたのだが、それを海兵ではなく海賊共がAの周りを取り囲んでいた
「こんだけ囲まれてんだ。おれたちゃもう海兵から逃げられねぇ」
「だがよ、お前を捕まえて差し出せば逃げれるんじゃねぇか？」
なんだ
そういうことか
Aは口元を抑えてクスッと笑った
『一番弱そうに見えた私を捕まえて、盾にするも差し出して自分の罪を軽くするのも勝手だけど……あなたたちに私は捕まえられないよ?』
「なっ!!!!」
『風よ舞いませ舞いませ吹き荒れよ!!
突如Aを守るように強風が男たちを薙ぎ払っていく
「……強ぇ」「なんだよあれ」「あれが��
戦意を失った海賊共の真ん中を堂々と歩き、ルフィの元へと向かう
途中、襲いかかろうとする海兵も海賊も風に押されAには近づけない
「��海賊王��に!!!!おれはなるっ!!!!」
Aがルフィたちに追いついた時は、見送りに来ていたレイリーにルフィが宣言していたところだった
『おじいちゃん!!行ってくるね!!』
ルフィに負けずと大声を出し、手を振る
後ろで海兵や海賊たちが「冥王の孫!!?」と動揺しているがAにとってはどうでもよい
「気をつけるのだぞ」
『うん!!』
ーーーーー
ルフィ、A、サンジ、ゾロが去った後、レイリーは追おうとする海兵たちの行く手をさえぎった
「弟子の船出だ。よしなに頼むよ…」
「この線は……」
「越えないことを…勧める…」
海兵たちは動けない
本能的に自分たちの前に引かれた線が自分たちの命を左右すると感じ取ったからだ
「ま、待て!!��精霊の乙女��はお前の…」
「血は繋がってはいないが、あの子は私の孫娘だ。傷つけることは許さない」
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歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします (2018年1月16日 0時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - 面白すぎて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます。どう書こうか、このまま書いても…と自身を無くしていたのでコメントが来たのでやる気も出、自信も出てきたので一気に3ページも自分の書きたいように書けましたありがとうございます^^* (2017年12月22日 22時) (レス) id: 8cd538f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 早く続きをみたいです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるように頑張っていきたいと思います (2017年11月4日 22時) (レス) id: cdc15aa4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年10月22日 0時
