知った者 ページ12
「まさか…Aさんが��傍観者��と呼ばれる香国の人間だったとは……」
「あぁ…それにゃ驚いた」
「待て、お前、��傍観者��を知ってるのか？」
ブルックの言葉にうなずくゾロにサンジが疑問を持つがゾロは不思議そうな顔をしたあと知っていると答えた
「おれは知らねぇぞ。そのぼう…なんちゃらってなんだ？」
「��傍観者��よ、ルフィ」
その話はロビンの方が詳しそうだとナミがロビンを見ると、ロビンはすぐさま察し、口を開く
「��傍観者��すべての歴史を知ると言われている伝説の民たちのことよ。何でも、王家の者達には神から貰った力を持っているのだとか……よく考えてみればAの夢の能力は��傍観者��の王家が持つ能力の一つだわ」
ほーとチョッパー、ウソップ、ルフィから声が漏れた
「おれはそいつに会ったことがあるぞ」
「ほんとか!!?ゾロ!!」
興奮気味のチョッパーにゾロはうなずく
「おれがまだ賞金稼ぎをしていた頃だ。とある海賊団を潰した時、一人の船員が��おれは傍観者だ。今死ぬわけにはいかない��って叫んでた」
「お前…そいつをどうしたんだ？」
「逃がした」
真剣な目をしたやつを倒すのも気が引けたとゾロは語る
聞いたサンジはホッとした
昔のゾロなら殺しかねなかったからだ
「それにしても、記憶が戻ったって言った時は喜べたけどその記憶がねぇ……」
ナミの言葉に一同が口を閉ざす
その記憶はあまりにも重く悲しく悲劇であった
めずらしく人の話を聞いていたルフィすらもただ黙ってAの話を聞いていた程だ
「ルフィ、どうするの？」
「どうするって？」
ナミが呆れたようにため息をつく
「あの子は、国を探すつもりよ。それが私たちの足かせになったと感じた瞬間、あの子はこの船を離れるかもしれない。その時、どうするのかって聞いてるのよ」
「…………あいつが国を探したいならおれはついて行く。あいつ一人にはさせねぇ…冒険はいくらでもやり直せる」
仲間だから
ルフィは強く拳を握った
すべてを話すAは今にでも泡になって消えてしまいそうなほど危うかった
それはルフィだけでなく、仲間全員が感じていたことだった
「そう。なら、安心したわ。あの子一人に背負わせたくなかったもの」
ナミは微笑む
姉が妹に向けるような笑みだった
「ロビンちゃん、お嬢は今寝てるのか？」
「ええ、布団に入った瞬間すぐに寝てしまったわ」
そう、だからAは気づかなかった
この先に起こることを
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歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします (2018年1月16日 0時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - 面白すぎて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます。どう書こうか、このまま書いても…と自身を無くしていたのでコメントが来たのでやる気も出、自信も出てきたので一気に3ページも自分の書きたいように書けましたありがとうございます^^* (2017年12月22日 22時) (レス) id: 8cd538f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 早く続きをみたいです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるように頑張っていきたいと思います (2017年11月4日 22時) (レス) id: cdc15aa4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年10月22日 0時
