それはやっぱり君でした【にのあい】 (ページ49)

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瞳ページ49

美羽：「あれ？なに、仕事持ち帰って来たの？」

手元の資料を覗き込んだ美羽ちゃんが言うとカウンターに回り込んでた雅紀が、

雅紀：「あーうん、Aのプレゼン俺がチェックしてた。」

美羽：「やだなぁ～私も持ち帰って和也にできたプログラムみてもらおうと…やぁね、家が仕事場みたい。」

和也：「勘弁しろよ。」

カズはビールを取り出すと勝手につけた雅紀のカレーを頬張る。

雅紀：「どうだよ、兄さん。」

和也：「…………。」

雅紀：「………。」

和也：「Aのが、美味い。」

雅紀：「はぁぁ？？」

すると雅紀は今度は私を指差しして、

雅紀：「A！今度はカレーで勝負だ！」

A：「………はいはい。」

すると隣で美羽ちゃんがコソッと、

美羽：「ゴメンね？A。私実は料理全然だめなんだぁ。」

って舌を出した。

A：「ううん、そんなこと…」

美羽ちゃんが嬉しそうにカズと雅紀を見た。

美羽：「…本当、和也はいい子を見つけたね。」

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なにが不安？

不安要素なんて、ない。

カズは私を好きでいてくれる。

大切にしてくれる。

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不安要素…は…

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美羽ちゃんのカズを見つめる瞳だ。