百三十六話＿覚悟を決める時 ページ22
太宰はその様子を見て、拙いと声を上げた。
太「探偵社に私怨を持つだけあって、奴は社員の顔と名前を把握している。之では社員の私が行っても彼を刺激するだけだ」
「すっごく怒ってるよ。スイッチを押されちゃうかも…」
太「さて、どうしたものか」
「どうしよう…？」
ベ「くぅん…」
敦は嫌な視線を感じ見てみると、太宰とA、そしてベイリーが敦をにっこり見つめていた。
太「あーつーしーくーん」
自分が行けと云われて居る事に気づいた敦は全力で首を横に振る。
敦「い・やです！」
太「まだ何も云ってないよ？」
敦「云われなくても判ります！」
太「聞いてくれ、敦君」
太宰は先程までの笑顔を消し、真面目な顔付きになった。
太宰がこう云う顔をする時は大抵、人が嫌がることを考えている。
太「社員では無く、犯人に顔が割れていないのは君だけだ」
敦「…でも、僕が行っても何も出来ませんよ！」
そんな敦をの様子を見たAは勇気づける様に手を握った。
「大丈夫だよ。だって、敦くんだもん」
敦「A君……」
「パパも小道具、用意してくれるって」
敦「え？」
先程まで目の前に居た太宰はダンボールの中から何やら物を取り出していた。
太「少しの間、犯人の気を逸らしてくれればいい。後は我々がやるから。そうだなぁ、君なら相手の意表を突くような駄目人間の演技でもして気を引くと云うのはどうだろう？」
敦「はい？」
太「はい、小道具」
手渡されたのは新聞。
敦は嫌々ながらも受け取った。
太「信用したまえ。この程度の揉め事、我々武装探偵社にとっては朝飯前だよ？敦君」
「がんばって！」
ベ「ワフッ」
敦「はぁ……」
敦は新聞を握りしめ立ち上がった。
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スワ(プロフ) - ミスターさん» いえいえ全然大丈夫ですよ！フョードル好きなので書くのが楽しみです！ (2022年2月9日 11時) (
レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - でも楽しみにして待ってますね。 (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - ありがとうございます！無理言ってすいません！文ストキャラが大好きでついすいませんでした！ (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
スワ(プロフ) - ミスターさん» フョードルが出てくるのはだいぶ先かと思われます💦出る際にはきちんと話の流れを考えたいと思っております！ (2022年2月6日 17時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - フョードルさんはいつ出てくるんですか！夢主くんを可愛がる所見てみたいです！よろしくお願いします！ (2022年2月6日 10時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スワ | 作成日時：2021年11月19日 18時
