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探偵社 ページ42

Aside


『何で、首領直々に任されてること知ってんの?』


「お兄ちゃんだから」


『関係ないでしょ。どう考えても...まぁ良いや。』


「それでェ、ポートマフィアの幹部が、どんな御用だい?」


『兄さんと取引しました。着いてきたら、姐さんを治してくれるという内容です。貴方が治癒の異能力者、与謝野晶子さんですね』


「あァそうだよ。太宰、治療者は誰だい?」


「此の人たちだよ。探偵社員も含めて」


「全く、揃いも揃って情けないねェ」


『兄さん。治療の間、私は何処で待っていれば...?』


「あぁ、Aは此方で話があるんだ。」






別室に連れて来られた


「座って、A。」


部屋にあるのは、ソファー、机、ベッド...


此処で過ごせそう


とりあえず、ソファーに座った


「........」


座ったのを、ニヤニヤしながら見届ける兄さん


ガチャッ


へ?


兄さんが、コーヒーを出してくれた


『いただきます』


ゴクゴク


「Aってば、相変わらず危機感がないよね〜」


『.....?』


頭が追い付いておりません。


「一寸寝ててね.....」


あ、ヤバい。睡眠薬か...









目が覚めた


あまり強くなかったようだ


『兄さん。これはどうゆう事?』


拘束されてる。しかもベッドで...


「あぁ。起きた?」


兄さんが椅子から立ち上がりドアの方へ向かう


「マフィアの作戦を聞こうと思ってね!」


『これ、必要?』


拘束の必要はあるのか?


「うん!Aは抵抗してきたら痛いもん!」


ガチャッ


「さぁ、此処からは大人の時間だね」


『変なことしたらぶっ殺す』


「変なことってこんなこと?」


『...っ!』


急に耳元で囁いてきた


『やめろ阿呆!!違うでしょ!そうゆう事じゃないでしょ!』


「えっ?」


『えっ?』


嘘だろ


「嘘だよ」


拘束解けたら一発殴ろう


『で、何が目的?』


「取引だ。鏡花ちゃんが行方不明なのは知ってるよね?」


『あぁ。此の目で逃げていくのを見たからな』


「その事はこちらに任せて欲しい」


『任せたら?』


「Aは帰そう。ただし、マフィアのことを少し喋ったらだ。」


『マフィアのことは死んでも話さない。』


「なんなら、逆らえないようにしようか?」


『........ご自由に。』


「一寸躊躇ったよね?」


『ぶっ飛ばすよ?』


「オー怖い怖い。あぁ。姐さんが起きる頃か...決断の時間は五秒」


『.....わかった。話す。でも、姐さんのところで』

解放→←人質



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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時

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