思い出した ページ11
芥川sied
あの時、何故あのような事をいったか、思い出した。
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〈過去〉
「説明が欲しいな」
「カジノを襲撃したミミックの尖兵を計画通りガスで捕らえました。一人は自○しましたが、残りの三人は此処に運びました。仲間の情報をはかせる手筈でした。奥歯に仕込んだ自決用の毒薬も取り外しました。」
「それは知っているよ。全て私の計画通りだからねぇ。聞きたいのはその先だ。」
「そ、想像よりも早く兵士の一人が目覚めました。手枷をはめる前に我々から銃を奪い、恐らくは、口封じの為に仲間を射殺し、我々にも襲い掛かって来ました。」
「それを僕が処断した。」
太宰さんの方へ歩いていく
「何か問題でも?」
「成る程ねぇ。いやなにもないよ。不当不屈の恐るべき兵士を倒し、仲間を守った訳だね。芥川君。まったくもって素晴らしい。君の異能でなければ、そのような強力な敵を、一撃のもとに倒すことなんてできなかったろう。流石は私の部下だ。おかげで捕らえた敵は全員死亡だ。罠を張ってまで、苦労して生け捕りにした兵士がねぇ。」
「此れで手掛かりはなくなった。一人でも生き残っていれば、本拠地、目的、指揮官の素性、名前、そして組織を統率する異能力...貴重な情報を引き出せただろうに。」
「情報などと...連中ごとき僕がまとめt
((ドガッ
『芥川!!』
Aが僕の後ろに来る
『パンドラの匣』
僕が受けるダメージを軽減するも、受け止めきれず、軽く下敷きになってしまった
『グハッ』
「きっと君は、私が言い訳を求めているように見えたのだろう。誤解させて悪かったねぇ。」
「カハッカハッ」
「それとA。君は止めることが出来た筈だ。何故止めなかった。」
『...それは!』
そう言ったとき、太宰さんがAに平手打ちをしようと手をあげた
「太宰さん!待ってください!」
そういってAの前に出た
「いくらなんでも、Aに暴力を振っては行けません!」
太宰さんの動きが止まる
『...芥川?』
太宰さんのやることをこんなに否定することは珍しかったのか、Aは目を見開いた
『カハッ カハッ』
「太宰さんでも、僕の仲間に手を出すなら許しません。」
『...仲間だと思ってくれてたんだ...』
「あぁ、Aは大切な仲間だ。」
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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時