戦国BASARA 逆トリって…いやありえないでしょ（笑）

第16話「味方」元親side ページ19

元親side

どうせコイツだってこの血の色の目を見れば俺のことが【恐い】だとか【気持ち悪い】と思うのだろうと思っていたんだ。

でもAはそんなことなど少しも考えていなかったとでも言うような表情で俺の想像を見事に打ち砕いた。俺は願っていたのかもしれない、刀を向けられ殺されようとされていても家に住むと決めてもまだ疑いの眼差しを向けられていても堂々と受け答えをして自分の考えを素直に向けられるコイツなら俺を救ってくれるって。

そう思っていてもやっぱり自分の呪われているような真っ赤な瞳を他人に見せるのは勇気が必要だった。だけどコイツなら大丈夫かもしれないという確信めいたものがあったんだ。

【怖がったりしない】今まで願って止まなかった言葉を会ったばかりのコイツに言われた。思わず涙が零れそうになりAにお礼を言ったらすぐに下を向いてしまったが俺より遥かに身長の低いコイツには見られていたかもしれない。けれど何も見ていなかったかのように振る舞ってくれたそれがまた俺にとってすげー嬉しかった。

そして贅沢で我が儘だと思ったが本当に名前で呼んでもらえると思わなかった。世話になる身だしいつかは言わなければと思ってはいたが、こうも早くなるとは思ってもいなかった。

俺だって一国を背負ってる、すぐに信用は出来ねーと思っていたが直感でコイツは悪いヤツじゃねーと思った。だけど直感だけで決めちまうのも危ねーよなと色々話しかけたりしていたがやっぱ悪いヤツじゃなかったな。

猿飛なんかは疑ってるだろうけどそんなの時間の無駄だコイツが悪いヤツな訳がない。だけど全員がAのことを信用するのは遠い未来ではないんだろうな、まぁそれまでは俺が味方になって護ってやるよ。

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なんか元親落ちみたいになってきてる……次から他の人もだします!他のキャラを出せず本当に申し訳ないですm(__)m

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