花びら184枚目 ページ34
目を覚ますと視界がボヤけていた。
もう一度目を閉じると、こめかみにかけて伝う涙。
すると、指で拭われる感覚がした。
目を開ければ、皆が心配そうに覗き込んでいた。
「…おはよう」
BTS「おはよう」
JK「ヌナ、なんで泣いてるの…？」
グクが恐る恐ると聞いてくる。
「…懐かしい過去の夢見たからかな」
起き上がって、そう言うと複雑そうな表情で見つめられる。
時間が気になり、スマホを見てみると8時だった。
まぁ5時間寝れたから、良い方だな。
そう思って、立ち上がってパソコンの前に行って座る。
JK「！ヌナっ！もしかして、新曲？？」
「うん、あともうちょっと調節したら完成する」
JK「完成したら聞かせてくださいね！」
「んー」
私を後ろから抱き締めながら話すグクに相槌を打つ。
一旦確認して欲しいと思って、何も考えずにユンギオッパとナムジュンオッパに話しかける。
「ユンギオッパとナムジュンオッパ」
YG「ん？」
RM「どうしたの？」
「あー…いや、なんでもない」
サプライズだという事を思い出し、適当に誤魔化す。
暫く私の作業室に居たが、新曲のダンスを練習しなきゃね、というホソクオッパの一言で皆が作業室から出た。
静かになった作業室に響くのは、マウスの音とキーボードの音。
最終調整してから、一旦デモとして楽に撮る。
シヒョクさんとマネオッパに持って行き、聞いてもらう。
PN「…うん、前回の曲の続きを連想出来て良いと思うよ」
MN「そうですね、カムバで返り咲くのには持って来いの曲でもありますしね」
PN「そうだね、じゃあカムバするまでの間も勘づかれないように気を付けて練習とレコーディングしてね」
「！！はいっ」
やっと動ける！！
そう思ったのになんだか鋭い視線を感じて、その視線の主を恐る恐ると見る。
MN「…だからと言って、いきなり動かない事」
「…ハイ…」
ウリマネージャーニムには、私の言動はお見通しだったようだ。
忠告を素直に受け止めて、頷く。
それからも3人で他愛のない事を話してから、作業室に戻った。
「…こんなに、ここの空気って冷たかったっけ」
作業室に入った瞬間、冷たい空気が頬を撫でたので無意識にぽつりとそう零した。
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
