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花びら183枚目 ページ33

小さい頃の懐かしい夢を見た。
ただ、その夢は…。

「おんま!あっち!あっちいきたい!!」
母「ふふ…良いよ、行こっか!」
「わぁい!」

幼い私の手を優しく包み込むように繋いでくれるお母さんが。

「おんまぁ!みて!!このおぼーち、かーい?」
母「もうめちゃくちゃ可愛い!流石私とお父さんの子!!」
「んふふ!おんま、あったかい!」

強く抱き締めてくれて温もりを分けてくれるお母さんが。

「おんまぁ〜!なでなでちて!」
母「ふふ、どうしたの?甘えたさんになって」
「ここ、いたいなの!」
母「もーさっきの所でぶつけたんでしょ〜」

呆れながらも、優しく微笑んで頭を撫でてくれるお母さんが。

「んふふ、おんま!」
母「ふふ、なぁに?可愛いA」
「あのねっ!だぁいしゅき!!」
母「私も大好きよ、A」

好きという言葉を言えば、暖かい笑顔で返してくれるお母さんが。


「お、んま……?」

母「…A…ぉと、さ…と…っ…お、んま…の…っはぁ…だ、いじ…な…子…か、わい…子…」

「おんま…なんで、まっかなの…?おくちからも、あかいの、でてるよ…?」

母「…お、んま…ね…も……て、んし…さ…ま…か、ら…ぉ…む、かえ…が…き…ちゃ、った…」

「…っ、や、やだ!!てんちちゃま、きちゃ、やぁなの!!」

母「ご、め…ね…」

「やぁ!!いっちゃやぁ!!!おんまぁ!!」

母「…あ、い…し…て、る…わ、たしの…か…わ、ぃ…A」

「やぁぁあ!!おんま、いっちゃ、やぁぁあ!!てんちちゃま、おんまをちゅれていっちゃ、やぁぁあ!!」


この世から居なくなった悲しい私の過去の夢だ。
そして。

父「すまん…A、お母さんを守れなかった」
「うぅ…っ!!あっぱが、あっぱがっいなかったから!!おんま、てんちちゃまにっちゅれてかれたのっ!!!」
父「…あぁ…すまない…」
「うわぁぁあんっ!!おんまぁぁぁあ!!」
父「A…ほんと、ごめんな…」
「あっぱがいっても、おんまおっきちないのぉぉお!!うわぁぁぁあんっ!!」

唯一父さんに抱き締められながら、何回も謝られた過去の夢でもある。

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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます!スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです! (11月10日 11時) (レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年11月13日 23時

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