【歌い手】君は何フェチ？【男主】

反応フェチ ページ4

布団に入ってから、「今日のまふくんかわいかったなぁ…。」とか「明日はどんな日になるかなぁ…。」とか考えてたら、いつの間にか朝になってた。

助けて、布団が離れてくれない。

―――――

当然のように学校はある訳でして。

今日も昨日と同じ窓側の一番後ろの席に座ろうと思っていたのだけれど、残念ながら先を越されていたのでその前の席に座った。

後ろの席の人は人気者で、朝なのに人に囲まれていた。

「愛されてるんだなぁ…。」って思ってたら、肩をトントンっとされ

？「なあなあ」

と声をかけられた。

「はい…。」とはてながつきそうな曖昧な返事をすると、関西弁で

？「俺のイメージカラー何色やと思う？」

と言われた。

え、わかんないよ。

『うーん、赤…ですかね。』

とその人の赤みがかった髪を見て言う。

？「お、せいかーい！」

と言われたけど、正解とかあったんだ…って感じだった。

その人との会話はそれだけで、名前すらわからなかった。

まふくんは遅刻ギリギリに来たから、朝は「おはよう。」と言ったくらいだった。

ちょっとドキドキしたけど。

―――――

授業中に後ろから筆箱らしきものが落ちるカシャッという音が聞こえたので、拾ってあげたけど落とした本人は眠っていた為、机に置いておいた。

後ろの席に座ったのはこの為か…と思いながら机に置いたままの名札をチラッと見る。

坂田さんかぁ…。

目を開けた坂田さんがこっちを見てるのに気がついて、目が合ったときはどうしようかとちょっと焦った。

急いで前を向いたとき坂田さんが笑ってる気がした。

―――――

休み時間に坂田さんが話しかけてくれて、

坂田「さっきは筆箱拾ってくれてありがとう。」

と笑ってお礼を言ってくれた。

『こちらこそ、ありがとうございます。坂田さん。』

と言うと

「あれ、俺名前教えたっけ…？」と呟いてたのが聞こえたので、

『ごめんなさい、名札見ました。ｗ』

と少し笑いながら言うと、

坂田「なんや、そういうことやったんか！」

と理解したようだった。

それからちょっと雑談しているときにまふくんがこっちにきた。

まふまふ「あれ、Aくんとさかたんって知り合いだったの？」

と言ったけど、俺は逆にまふくんと坂田さん知り合いなの？って感じだった。

坂田「おん！今友達になった！」

って言うから「え、そうなの？俺でいいの？」みたいになってた。

俺がオドオドするのを見て笑う坂田さんはどうかと思う。

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