【文スト】その少女、実は______

何故 ページ16

Asaid

武装探偵社の方々と別れてポートマフィアへ向かう

今日も屋根の上を歩く

何故なら……狙われるから

狙われていても、屋根の上からなら分かる

風を操って飛んでも良いが少し集中力がいるのであまりしない

恐らく異能力者だろう

太宰さん曰く、直ぐに消えた

私が見た時も、一瞬で姿を消した

普通の人間には不可能でしょう

一瞬でワープができるか姿を消すか

それか、黒い影は囮りで異能生命体なのかもしれない

私はそう考えながら歩いてると

誰かと肩が触れた

「ご、ごめんなさい」

「……此方こそ」

黒いフードを被った人

だが同時に私はそのフードに触れようとした

その瞬間、消えた

「な……」

手に当たった感覚はない

ならば、ワープかも

そう思いながらも私は手をかざし

「……もし隠れているのならば出てきなさい」

そう、思考を操った

だが、誰もいないのか誰も姿を現さない

「危なかったのかもしれない……」

そう呟いて下に降りる

それと同時に電話がかかってきた

「もしもし」

「ああA、手前にお客だとよ」

「客……？直ぐに帰ります」

そう言って電話を切る

私にお客様……なんだろうか

そう思いながら少し急いで走りながら帰った

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